M.M
(19歳、中央大学2年)
<受験情報>
・学習スタイル:中央大学経理研究所
・受験歴:短答式(令和4年12月)→論文式(令和5年8月)
▶トップ画像は中央大学経理研究所 自習室の机(本人提供)
公認会計士を目指した理由
私は商業高校に通っていたため、高校在学中に簿記1級を取得し、短答・論文ともに一度目の受験で合格することができました。
私は色んなことに興味関心が強いです。
会計の深い知識を持ったうえで監査に留まらず多岐にわたって活躍されている方が多い公認会計士になって、新しいことに挑戦していきたいと思ったのが公認会計士を目指した理由です。
合格するために重要な2つのこと
私が公認会計士試験に合格するために重要だと思うことは2つあります。
① 目的意識を持つ
1つ目は、目的意識を持つことです。
公認会計士試験の学習範囲は広く深いため、膨大な時間と労力がかかります。
そんな試験に合格するためには、勉強の「量」と「質」の両方が求められ、効率的に学習する必要があります。
そこで、「絶対に公認会計士試験に合格するぞ」という目的意識を持ち、
「そのために模試で8割を取ろう」
↓
「そのために今日のうちにここまで問題を解こう」
というように、軸となる目的から派生する小さい目標を立てて勉強していました。
「絶対に合格したい」という気持ちがあったからこそ、少しでも目標に近づくために、やらなければならないことを達成することができました。
また、机に向かう時間を確保できるときは問題を解き、電車での移動中は理論を学習し、入浴中はその日間違えたところを頭に思い浮かべて復習するなど、寝ている時間以外は勉強するようにしていました。
私は「絶対に合格しないとな」と常に思っており、どんなに学習が進捗していても、模試の点数が上がっても、本番で通用するのかすごく不安でした。
その焦りから勉強時間は多くとっていました。
過度に不安になる必要はありませんが、ある程度の緊張感は保って学習を進められるといいと思います。
② 楽しい努力をする
2つ目は、楽しい努力をすることです。
この試験に合格するためには、努力することは必須です。
そのなかでも、つらく苦しい思いをしながら努力するよりも、楽しく努力するほうが合格に近づくと感じました。
ここで言う「楽しい努力」とは、知識が身についていく過程を楽しむことや、また論理的に理解しながら学習を進めると興味深いことが多いので、その発見を楽しむということです。
私自身、点数が伸び悩んだときに、問題をひたすら回転させていたことがありました。
しかし、思うように点数は伸びません。
そのとき、今までと何が違うのか考え、点数を上げることにとらわれて機械的に勉強していたことに気づきました。
その後、「楽しい努力」をすることによって、理解したことや興味深いと思ったことが記憶として定着していき、無事合格することができました。
あのときに楽しく努力することが大切だと気づくことができ、本当によかったと思います。
公認会計士試験は、短答4科目、論文6科目と大変多く感じますが、異なる科目でも同じ考え方から解くことができる論点がいくつかあります。
楽しみながら根本的に理解すれば、すべての論点を別々で覚えるよりは楽になると思います。
最後に
私が合格できたのは、切磋琢磨できる仲間と勉強したところによるものも大きいです。
仲間が勉強に取り組む姿勢を見て、私ももっと勉強しようと思いました。
難しくて解けない問題の解き方を一緒に探したり、ある論点について議論したり、同じ目標を持った仲間と勉強できたことをとても嬉しく思います。
最後になりますが、「合格」という新しいスタートから、今後は公認会計士として成長し続けられるよう精進していきます。
私の合格体験記が少しでもみなさんの学習の後押しになれば嬉しいです。
読んでいただいてありがとうございました。
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