連載 『会計士・税理士・簿記検定 財務会計のセンスが身につくプチドリル』(第16回)ー 金融商品会計③


長島 正浩(茨城キリスト教大学教授)

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問題

「償却原価法」とはどのような方法か,説明しなさい。

解答・解説

償却原価法とは,金融資産又は金融負債を債権額又は債務額と異なる金額で計上した場合において,当該差額に相当する金額を弁済期又は償還期に至るまで毎期一定の方法で取得価額に加減する方法をいう。なお,この場合,当該加減額を受取利息又は支払利息に含めて処理する。

*金融商品会計基準(注5)
 ”経過期間利息は将来の回収(支払)額に含める”

◎復習しましょう!
1.CF計算書
2.一株当たり当期純利益
第14回 金融商品会計①
第15回 金融商品会計②

〈執筆者紹介〉
長島 正浩
(ながしま・まさひろ)
茨城キリスト教大学経営学部教授
東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。簿記学校講師,会計事務所(監査法人),証券会社勤務を経て,専門学校,短大,大学,大学院において非常勤講師として簿記会計や企業法を担当。その後,松本大学松商短期大学部准教授を経て,現在に至る。この間35年以上にわたり,簿記検定・税理士試験・公認会計士試験の受験指導に関わっている。

*本連載は,『会計人コース』2020年1月号付録『まいにち1問ポケット財表理論』に加筆修正したものです。


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