穂坂 治宏(税理士)
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問題 棚卸資産会計基準②
通常の販売目的で保有する棚卸資産は、( ① )をもって貸借対照表価額とし、期末における( ② )が( ① )よりも下落している場合には、当該( ② )をもって貸借対照表価額とする。この場合において、( ① )と当該( ② )との差額は( ③ )として処理する。
解答・解説
① 取得原価
② 正味売却価額
③ 当期の費用
*事業投資の典型である「通常の販売目的で保有する棚卸資産」は取得原価で評価しますが、正味売却価額が取得原価を下回る場合には、正味売却価額で評価し、評価差額は当期の費用とします(棚卸資産会計基準7)。
◎復習しましょう!(バックナンバー)
第1回 金融商品会計基準①
第2回 金融商品会計基準②
第3回 金融商品会計基準③
第4回 金融商品会計基準④
第5回 金融商品会計基準⑤
第6回 金融商品会計基準⑥
第7回 金融商品会計基準⑦
第8回 金融商品会計基準⑧(復習)
第9回 棚卸資産会計基準①
〈執筆者紹介〉
穂坂 治宏(ほさか・はるひろ)
税理士試験の簿記論と財務諸表論の受験指導をしている税理士(簿財法所消)。ネットスクールで簿財(標準)を担当。月刊誌「会計人コース」(現在は休刊)への執筆も多数。著書に『ど素人でもわかる簿記・経理の本』(翔泳社)などがある。
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*本連載は、「会計人コース」2019年3月号「忙しくても〈簿・財〉電卓いらずのちょい解きエクササイズ67」を大幅に加筆修正したものです。