④ひと目で理解できる、図表を用いた論点整理
『財務会計講義』は、会計処理の方法や背景の理論について、適宜、図表を用いて整理しています。これによって、ひと目で各論点を比較して理解でき、また記憶もしやすくなります。
たとえば、さきほど指摘した連結の論点は、このように整理されています。
本来、こういった図表はすべて自分で作れるようになるのがよいのですが(「Twitterでバズった財表理論の体系図! 作成者ボザイさんに突撃インタビュー」参照)、どう整理すればいいかわからないという人も多いのではないでしょうか。そんな人には、『財務会計講義』の図表は、とても参考になると思います。
⑤最新の制度改正をフォロー
『財務会計講義』は、最新の制度改正をフォローして改訂され、毎年、新版が刊行されています。
めまぐるしく会計基準の新設・改訂が行われる今日では、情報の古い本を使って学ぼうとすることは、とても危険です。(実際、多くの企業が、収益認識基準等の日々新たに新設・改訂される会計基準への対応に奔走しています。)
また、資格試験の範囲や、各論点の重要性もどんどん変わっていくものです。これに受験生一個人が対応するのはとても大変だと思います。ひとまず『財務会計講義』を手元においておけば安心できるでしょう。