【公認会計士試験 合格体験記】大学3年生の秋から始めて一発合格! 「理解」と「暗記」の両立が必須


マーク
(23歳、受験専念)

合格時期:短答…2019年12月/論文…2020年11月
学習時間:短答…1日8時間/論文…1日6時間
学習スタイル:専門学校(資格の大原)

目次
公認会計士を目指したきっかけ
【短答】早期に財務会計論・管理会計論の計算を完成させるべし!
【論文】答練の偏差値を重視すべし!
日商1級・全経上級・税理士試験をマイルストーンに
メッセージ

公認会計士を目指したきっかけ

会計の知識を活かせる仕事に就きたい!

大学3年生の11月、就職活動が始まる頃、私はそう思うようになりました。日商簿記3級・2級を取得したことがきっかけとなって、会計に興味をもつ日々。なにげない買い物から企業の取引活動まで、普段から気にかけているような学生でした。

そんな私にとって、独占業務として上場企業等の監査を行える公認会計士は、非常に魅力のある職業。さらに、監査法人にはハイレベルな方々がたくさんいることもわかり、「私もそんな人になりたい!」と、公認会計士になることを決心しました。

【短答】早期に財務会計論・管理会計論の計算を完成させるべし!

短答期(私は2018年11月~2019年12月)の初期は、財務会計論と管理会計論の計算がメインでした。短答式試験に合格するためには、早いうちに財務会計論と管理会計論の計算を完成させることが求められます。そのため、勉強時間の約7割をこれに費やし、授業のあった日のうちに復習から問題演習まで行っていました。

理論については、短答期の初期は、まず科目ごとの大枠をとらえることが重要です。暗記よりも個々の論点の理解に徹します。私も、財務会計論の理論や企業法、監査論のレクチャーが始まってからは、まずテキストを何度も読み返し、理解することに努めました。

短答式試験は、だいたい計算が4割、理論が6割です。そのため、理論で高得点を獲得しなければなりませんが、私は「理解」ができているからこそ「暗記」もできるようになると考えています。理解と暗記の両輪なしに、理論は完成しません。

理論が6割というのもありますが、直前期には、計算は確認程度にし、理論に多くの時間を充てていました。各科目で、テキストと一問一答の問題集を2~3日に1回転させていました。このとき、些末な論点は気にしません。いわゆるA論点を仕上げていくことで、おのずと合格に近づくことができました。

【論文】答練の偏差値を重視すべし!

短答式試験との最大の違いは、「中途半端な理解と暗記では点が取れない」ということ。

私は、短答式試験が終わったらすぐに、租税法と経営学のレクチャーを毎日受講し、これもその日のうちに復習と問題演習を行うようにしていました。

また、同時に各科目で答練も始まったため、心身ともにボロボロになりながらも決まった日時に参加していました。答練で欠かせないのは、偏差値の低い大問の分析です。論文式試験の成績は偏差値によって表れるので、偏差値が低い問題があれば、原因を分析して解決を図ることが必須です。そうすることで、少しずつ点が取れない問題がだんだん解けるようになっていきました。

日商1級・全経上級・税理士試験をマイルストーンに

公認会計士試験の道のりはとても長いです。そのため、モチベーションを保つ方法として、「関連する資格を受験する」という方法をおすすめします。私は、マイルストーンとして、日商簿記1級全経簿記上級税理士試験の簿記論財務諸表論に合格することで、モチベーションをアップさせていました。

受験歴

2019年6月 日商簿記1級合格
2019年7月 全経簿記上級合格
2019年12月 短答式試験合格
2020年8月 税理士試験(簿・財)合格
2020年11月 論文式試験合格

また、基本的には毎日勉強していたのですが、「やりたいときにやりたいだけ」をモットーにしていました。大学、電車、飲食店など場所は選ばず、時間もある程度自由に。休みたいなと思ったら、ゆっくり休む。「やるときにやって、休むときには休む」といったメリハリは、長い受験生活には大切です。

メッセージ

公認会計士試験は範囲が膨大であり、問題の難易度も高いため、学習は長期間にわたってしまうのではないでしょうか。私も勉強している期間はつらく、受験生であった2年間、自分だけが止まっているような感覚でした。しかし、合格した今、その止まっていたぶん前進できたと思っています。

また、周りの全員が理解を示して応援してくれるわけではないでしょう。時には否定されることもあるかと思います。それは、やはりリスクの高い挑戦だから。しかし、自分だけはその選択に自信をもち、打破していただきたいです。

私も、皆さんに負けないように、これまでと変わらず挑戦しつづけます。一緒に業界を盛り上げていきましょう!


関連記事

ページ上部へ戻る