【公認会計士試験 合格体験記】先生や友達の支えをパワーに! 逆算の目標設定が、“毎日10時間勉強”のカギ♪


さや
(福岡大学商学部3年)

合格時期:短答…2019年5月/論文…2020年11月
学習時間:平日10時間/休日12時間
学習スタイル:専門学校(TAC)

目次
公認会計士を目指したきっかけ
わからなかったら、すぐ質問!
毎日やるべきことをしっかりやる
理論は「単語帳」で要点を押さえる
2つの目標を設定してモチベーション維持
メッセージ

公認会計士を目指したきっかけ

私が公認会計士を志したのは志望校の受験に失敗した高校3年生のときです。絶望していたところ、母が福岡大学の会計専門職プログラムを勧めてくれました。

会計士になれば自分の職業に自信をもって生きていける! そう思い、福岡大学を受験しました。

ただ、はじめは勢いで入学したため、本当に自分が会計士試験に合格できるのか、ずっと不安を抱いていました。しかし、オリエンテーションで公認会計士でもある大学の先生のお話を聞き、「この先生についていけば本当に合格できるかもしれない」と思い、公認会計士を目指すようになりました。

わからなかったら、すぐ質問!

いざ始めた会計士試験の勉強。常に結果を出さなければいけないプレッシャーはありましたが、簿記というはじめて学ぶ分野を面白く感じたことを覚えています。

私は、簿記が最初からすごくできる友達がいたので、少しでも疑問があれば、すぐに質問していました。

この「できる人に質問する」というのは、勉強を進めるうえでは大切で、効率よく理解を深めることができます。快く質問に答えてくれたり、勉強方法を教えてくれた友達には、とても感謝しています。

友達と切磋琢磨しあった自習室

毎日やるべきことをしっかりやる

まず計算科目は、毎日やるようにして、電卓を打つ手が鈍らないようにしていました。最初は計算科目に苦手意識がありましたが、答練を何周もしたことで、最終的には自信がつきました。

一方で理論科目は、とにかく考えることが大事だと思い、通学時間や移動で歩いているときなど、常に本質を考えることを習慣にしていました。本質がわかれば、本番で答練と違うアプローチの出題があっても、「何が問われていて、どう答えるべきか」判断できるようになります。

また、計算・理論とわず、日々の積み重ねが本番の自信になって、緊張を打ち消してくれると思っていたので、時期に関係なく、毎日やるべきことを手を抜かずにこなすようにしていました。

特に試験直前は、新しいことには手をつけず、今までやってきたところを確認したり、改めて基礎論点を復習したりすることで自信をつけていました。短答も論文も、合格できたときの直前期は、後悔がないくらいの追い込みができていたと思います。

理論は「単語帳」で要点を押さえる

主に財務会計の理論で作っていた学習グッズがあります。単語帳です。先生が授業で、「受験生時代に単語帳を使っていた」とお話されていたのがきっかけで、私も作るようになりました。テキストの典型論点や答練が終わるごとに、問題と要点を踏まえた答えを書き、通学時間に見ながら勉強していました。

単語帳にまとめると、要点を押さえた論述がしやすくなり、テキストを持ち歩くより軽いので、勉強にアプローチしやすくなります。試験直前の見直しにも役に立ちました。

2つの目標を設定してモチベーション維持

会計士試験は長期戦なので、モチベーションを安定的に保つことも重要です。そのためには、 “長期的な目標” と “短期的な目標” の2つを設定することが大事だと思っています。

私は、「1年後に短答式試験に合格する」と決めてから、逆算して1ヵ月ごとに少し高めの目標を立て、それを実現できるように毎日勉強していました。こうすることで、やるべきことがわかり、休んでいる暇もなくなるので、自然と毎日10時間以上の勉強ができました。

また、周りに受験仲間がいる場合は、競争し、答練や模試で結果を出すことも大切です。周りの人と競い合うことや、結果にこだわって答練や模試を受け続けることで、安定してモチベーションを保てるようになります。

メッセージ

私にとって、受験勉強は想像の何倍も大変でした。1人で合格までたどり着くことは絶対にできませんでした。こんな私を支えてくれたのが、大学の先生や友達です。

先生には、勉強方針についてもご指導いただいたり、さまざまな分岐点で激励の言葉をいただきました。友達は常に私の一歩前を進み、一緒に合格することを約束してくれました。その友達に追いつくことを目標にしていたからこそ、自分を高めることができたのだと思っています。

本当に、周りの人に恵まれていた会計士試験でした。これからは、今まで支えてくれた方々に恥じないよう、自分が誰かのためになれるように頑張っていきたいです。


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