こんにちは、編集部です。
「会計人コースWeb」では、簿記検定や税理士試験、公認会計士試験など、“会計系資格”の受験に役立つ情報を提供しています。
この「会計人ペディア」は、読者の皆さんの「そもそも○○って何だろう?」という“ちょっとしたギモン”に応えるコーナーです。
これまでの取材や蓄積されてきた情報をもとに、編集部が率直にお答えします!
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“税金”のことなら何でもお任せ!
税理士は国家資格の1つ、“税のプロフェッショナル”です!
といっても、ピンとこない人も多いハズ。
実際、大学生や社会人になるまで、「そんな資格・職業があるなんて知らなかった!」という人もいますよね。(この記事を書いている私もその1人でした。)
よく、「税理士=税務署で働く人」とイメージしている人もいるそうですが、それはちょっと違います。
税理士は、税理士試験に合格するなどして税理士資格を得て、税理士登録をしなければなりません。
一方、税務署で働くには、公務員試験に合格するなどして、税務署に職員として採用される必要があり、税理士資格は必須ではありません。
最近では、「税理士」が学校の課外授業で税金やお金の話をしたり、YouTubeで情報発信する「ユーチューバー税理士」もいたりして、「税理士って聞いたことあるよ!」という人もいるかもしれませんね。
でも、“そもそも何をする人なのか”は、実はよく知らないままかもしれません。
どんな仕事をするの?
では、税理士はどんな仕事をするプロフェッショナルなのでしょうか。
まずはイメージしやすいように、お医者さんのお仕事を考えてみましょう。
私たちが風邪を引いたとき、病院に行って医師に診察や治療をしてもらいます。
これは医師の国家資格をもつ人しか行うことができません。
同じように、税理士にも「税理士にしかできない仕事」が3つあります。
1 税務の代理
→確定申告などを本人の代わりに行うことができます。
2 税務書類の作成
→確定申告などの書類を本人の代わりに作成することができます。
3 税務の相談
→難しい税金の話、わからないときなどに相談に応じることができます。
この3つの仕事は、「税理士にしかできない仕事」として法律で定められています。
なので、もし税理士の資格がない人が、無償・有償は関係なく、この仕事をしてしまったら法律違反になってしまうのです。
それくらい、責任をもってしなければならない重要な仕事を、税理士は担っているのです。
独立開業できる!
税理士は、独立開業できる資格としても人気です。
「〇〇税理士事務所」として自分の名前を看板にすることができるのです。
また、税理士法人へ就職し、個人だけでは請け負いきれないような大きな企業を相手にしたお仕事や、一般企業で専門家として働く人もたくさんいます。
プロフェッショナルだからこそ、活躍の場がますます広がっています!
もっと詳しく知りたい人へ
おすすめ本
『税理士の仕事図鑑』(中央経済社)
開業税理士や税理士法人勤務税理士、法人経営税理士など、10人の現役税理士に仕事のことから収入・プライベートのことまでお話をお聞きしました!
▶担当編集者からのコメントはこちら
おすすめサイト
税理士として活動するには、日本税理士会連合会(日税連)へ税理士登録をします。
日税連のサイトには、「税理士とは」、「税理士を目指す」などのページがあるので必見です。