【日商2級から税理士へ ステップアップ会計教室】第2回:商品売買②


<解  答>

A商品売上高14,000,000円
B商品売上高6,000,000円
期首商品棚卸高500,000円

<解  説>

本問は、A商品とB商品の売上高総額が決算整理前残高試算表に示されていますが、その内訳は示されていません。
また、A商品とB商品の原価率は示されているため、次の式が成立します。

①A商品売上高+B商品売上高=20,000,000円
②A商品売上高×0.7+B商品売上高×0.6=13,400,000円

①と②の式を連立方程式により解答することができます。

A+B=20,000,000円 ☜×-0.7
0.7A+0.6B=13,400,000円

-0.7A-0.7B=-14,000,000
 0.7A+0.6B= 13,400,000

   -0.1B=-600,000
      B=6,000,000円(B商品売上高)

これにより、
A+6,000,000円=20,000,000円 ⇒ A=14,000,000円(A商品売上高)
と求めることができます。
また、期首商品棚卸高は商品勘定の貸借差額で求めることができます。
売上原価対立法では、決算整理前残高試算表の商品の金額は期末商品棚卸高を示しています。


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