◆連載のはじめに―連載の目的と特徴
本連載は,学習の効率化を向上するために,インプット用テキストの問題集化を行ったものです。
本連載は,1頁目に財表理論においてぜひおさえておくべき内容を短い文章で記載しています。
さらに重要キーワード,フレーズを太字で示しています。
そして,2頁目では1頁目の空欄補充問題が示されています。
まず,1頁目の文章をよく読んで,太字ゴシック箇所をインプットし,次に2頁目の空欄補充問題により,記憶を想起してみましょう。
そして、再度1頁目にもどって答合わせをします。
問題集としての形式は,空欄補充問題が中心です。
しかし,本連載は空欄補充問題対策ではなく,あくまでも論述・記述問題対策用のものです。
そのため,空欄補充は単なるキーワードにとどまらず,キーセンテンスといった少々長めのフレーズを補充するスタイルにしています。
このフレーズをおさえることにより答案作成のいわば武器を身につけてください。
取り上げた項目は必要最低限の基本事項(各会計基準の必要性,定義,要件および会計処理の根拠など)です。
これらは,直接問題で問われることもあれば,問題の題意(テーマ)を把握する際のヒントとしても活用できます。
このような基本的な知識を「いつでも,どこでも,何回でも」繰り返し,自らの思考の血肉にしていってください。
◆本連載の全体像:目次
Ⅰ 概念フレームワーク
1.財務報告の目的
2.会計情報の質的特性
Ⅱ 継続性の原則・会計上の変更
1.継続性の原則(企業会計原則)
2.会計方針の開示、会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準
Ⅲ 資産会計
1.資産概念
2.資産の評価
3.金融商品に関する会計基準
4.棚卸資産(棚卸資産の評価に関する会計基準)
5.有形固定資産
6.固定資産の減損に係る会計基準
7.リース取引に関する会計基準
8.のれん
9.繰延資産
10.研究開発費等に係る会計基準
Ⅳ 負債会計
1.負債概念
2.金融負債の評価
3.引当金
Ⅴ 純資産会計
1.貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準
2.自己株式及び準備金の額の減少等に関する会計基準
3.ストック・オプション等に関する会計基準
4.株主資本等変動計算書に関する会計基準
Ⅵ 損益会計
1.企業会計原則
2.概念フレームワーク
3.収益認識に関する会計基準
Ⅶ 包括利益の表示に関する会計基準
(注) ⇒は,参照すべき会計基準等を,→は,過去問の年度(H)・回数を示し,①は第一問,②は第二問を表す。また,★は重要度を表す。
それでは、スタート!