③ 自説を極力おさえて、オーソドックスな解説に徹していること
テキストのなかには、自説を延々と説明しているものもみられますよね。
しかし、本書は自説を極力おさえて、オーソドックスな内容に徹しています。
財務会計の全体像をおさえたい、または試験に合格するにはオーソドックスな内容をおさえておけば十分でしょう。
まずは、何が問題となるのか、そしてそれにはどのような考え方があるのかを重点的に理解できる、つまり学習者のことを第一に考えられた「テキスト」なのです。
実は、学者の先生方がこのように書くのは非常に難しいのです。
どうしても自説を強調してしまいがち……
多くの大学の先生方に支持されているのは、この点も大きいと思っています。
④ 制度改正が頻繁に行われている中、毎年改訂して最新の制度改正をフォローしていること
近年、法令や会計基準等が頻繁に改正されています。
これを自分でキャッチアップしていくのはとても大変。
本書は、2005年に刊行された第6版から毎年制度改正をフォローして改訂しています。
つまり、本書は最新の内容が学習できるのです!
財務会計全体についていえば、毎年多くの改正事項があります。
それをチェックし、さらに重要度に応じて取捨選択をしたうえで原稿を作成するのは、かなりの重労働だと思います。
これをお一人でされている桜井先生には、本当に頭が下がります。
そう考えると、定価4,180円(税込)は、ホント安いですよね。
つい力が入って、長くなってしまいました。
続きの「2.では、どう読めばいい?」、「3.よくある質問」と「4. 第20版→第21版への主な改訂点は?」は次回に!
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