私の独立開業日誌~税理士 峯松麻衣子


自己紹介

初めまして。税理士の峯松麻衣子と申します。

大阪市でクラウド会計専門の税務顧問や相続案件を主商品として開業しています。

平成16年に実家のある東大阪市に戻ったこと、その翌年、2歳の子どもの保育所入園が決まり、税理士事務所に就職したことをキッカケとして税理士試験への挑戦をスタートさせました。

これからは一生仕事をしていくのだから、せっかくの人生、手に職をつけ誇りを持って取り組める仕事がしたい、と考えました。

税理士を選んだ理由

数ある資格の中から税理士を選んだ理由は、科目合格制を採用していて、小さい子どもがいる女性でもコツコツ勉強できると考えたこと、大学時代の経営学部の講義の中で会計学や簿記の授業に関心を持ったことがありました。

一つ一つの仕訳を積み上げて決算書を完成させる工程は面白かったですし、税務の知識を武器に経営者のよき相談相手として頼りにされる税理士になることを目標に掲げました。また『独立開業』しやすい点も魅力を感じた部分です。

葛藤を抱えながらの受験生時代

ほとんどの期間は仕事と育児を両立しながらの受験生活となりました。

受験科目のボリュームと生活の状況をみて、仕事と勉強を両立させるスタイル、仕事はせず勉強に専念するスタイルなど、その年ごとのライフスタイルに合わせて戦略を立て、税理士試験に挑戦していきました。

受験生時代に辛かったのは、勉強自体の過酷さだけではなく、この過酷な受験を乗り越えた先で、税理士として独立開業をして「きちんと食べていけるのか?」という不安に時々襲われることでした。子どもに寂しい思いをさせているのではないかということも葛藤の一つでした。

強い気持で突き進む一方、不安や葛藤は常に隣り合わせでした。

しかし、迷いながら勉強を続けても勝ち抜ける試験ではありません。

「独立開業をして、食べていけるかどうかわからないけれど、まずは資格を取らなければその答えを探しにいくことさえ出来ない。」「今は何も考えず、まずは試験に合格できるよう全力を尽くそう。」不安や葛藤が出たときは、そんなふうに自分に言い聞かせました。

約3年弱の所属税理士時代を経て独立

2013年にようやく税理士試験に合格し、翌年に税理士登録をしました。

私は税理士登録をしてからすぐに独立開業を考えた訳ではなく、約3年弱を大阪市内の税理士事務所にて所属税理士として働きました。

もう少し実務経験を積みたいと考えたことと、独立後しばらくは仕事が無いことが予測されたため、開業資金やまとまった生活費を貯めておく必要があると考えたからです。

この時期には新たに組織再編成や宅地の評価が複雑な相続税申告などの貴重な経験が出来ました。


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