問 題
次の〔資料〕に基づき,次の問に答えなさい。
問1 必要な整理仕訳を示しなさい。
問2 貸借対照表の当座預金はいくらか求めなさい。
〔資料〕
決算に当たり,取引銀行から取り寄せた残高証明書に記載された当座預金の金額529,800円と当社の当座預金出納帳の残高567,200円が一致しないことが判明した。不一致の原因を調査したところ,次の事実が発見された。
(1) 仕入代金として仕入先に渡した小切手85,300円が引出未済になっている。
(2) 買掛金の支払として振り出した小切手173,400円が,まだ仕入先に手渡されないままになっている。
(3) 当期決算日の銀行営業時間終了後に夜間金庫に当座預金として預け入れた現金230,500円が,銀行で翌日に処理されている。
(4) 借入金の利息が当座預金から引き落とされたが,当社で未記帳になっている。なお,当該利息の金額は推定すること。
〔平成28年第Ⅱ回短答式問題3・改題〕
解答用紙
〈ヒント〉
当座勘定調整表(両者区分)を作成して,銀行側の修正後残高が問2の当座預金の解答となる。次に,(4)企業側修正の金額を推定して,問1の仕訳を考えよう。