第70回(2020年度)税理士試験 試験委員発表! さて、どう勉強するか改めて考えてみよう。


1 試験委員対策、する? しない?

「さあ、今年の試験委員がわかったので、試験委員の書籍や論文を読んで対策を立てましょう!」などというつもりは、1ミリもありません。

今、自分の書籍や論文から出題して「わかってるかな、ウシシシ~」という試験委員はいないですよね。
だって、国税庁のHPに「税理士試験は、税理士となるのに必要な学識及びその応用能力を有するかどうかを判定することを目的として行われます。」とありますから。
ですので、試験委員の方々は、将来税理士として職務をまっとうするにはどのような知識・能力を身につけていてほしいか、という視点から出題しているはずです。

ですので、特別な試験委員対策は基本的には必要ないといえるでしょう。

なお、この点については、以下の記事もぜひご覧ください!
新春特別企画 「2020年受験生が断捨離したい3つのこと」について並木秀明先生にききました!

2 では、この試験委員発表から、何をどう考えればいいの?

もう一度、税理士試験の目的を見てみましょう。
「税理士試験は、税理士となるのに必要な学識及びその応用能力を有するかどうかを判定することを目的として行われます。」

この「税理士となるのに必要な学識及びその応用能力」を有する問題って何?という場合、最高の教材が過去問ですね。

そして、過去問をもとに次のことを行ってみましょう!
*昨年(第69回)の試験については、国税庁HPで公表されています。
試験問題
出題のポイント

①「過去問」と「出題のポイント」を見る。
②出題のポイントでは「基本的な理解を問うている」などの指摘が多数みられる。このように、試験委員は基礎的な理解を重視していることがわかる。そこで、試験委員の方々は何を基礎と考えているかを把握する。
③その延長で、他の論点でも基礎とカテゴライズされるものを考える。
④今、自分はどのくらい基礎が身についているか、8月の本試験までにどのようにマスターしていけばよいかを検討する。

できれば、3~4年分の過去問についてみてみるとよいですね。

この点は、以下の記事もご覧ください!
受験生が、三が日にぜひともやっておきたいことは、これ!「過去問を読んで、本試験までの戦略を練ろう!」

そして、試験委員の先生方は、作問する上で必ず過去問を参照しているはずです。
ですので、過去問を見ることは、今後学習を進める上で非常に重要なことといえるでしょう。

三が日にみていない方は、ぜひみてみましょう!

以下は、趣味のページ(専門学校の先生やマニア向け)。


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