連載 『会計士・税理士・簿記検定 財務会計のセンスが身につくプチドリル』(第136回)ー 自己株式①


長島 正浩(茨城キリスト教大学教授)

*連載のねらいはこちら!

問題(空欄補充)

取得した自己株式は,(  ①  )をもって純資産の部の(  ②  )から控除する。
期末に保有する自己株式は,純資産の部の(  ②  )の末尾に(  ③  )として一括して控除する形式で表示する。

解答・解説

① 取得原価
② 株主資本
③ 自己株式

※「自己株式の取得,処分及び消却に関する付随費用は,損益計算書の営業外費用に計上する」

*自己株式会計基準7項,8項
『会計では“自己株式” 投資家は“自社株” 米国では“treasury stock(金庫株)”と呼んでいるらしい…』

◎復習しましょう!
1.CF計算書
2.一株当たり当期純利益
3₋1.金融商品会計①‐⑦
3₋2.金融商品会計⑧‐⑭
3‐3.金融商品会計⑮‐⑳
4-1.棚卸資産会計①‐⑥
4-2. 棚卸資産会計⑦‐⑫
5‐1.収益認識会計①‐⑦
5₋2.収益認識会計⑧-⑫
6.リース会計①‐⑥
7.固定資産の減損①‐⑩
8.ソフトウェア会計①‐⑥
9.研究開発費会計①‐⑦
10.繰延資産①‐⑦
11.退職給付会計①‐⑥
12.資産除去債務①‐⑥
13.税効果会計①‐⑥
14.ストック・オプション会計と役員賞与(報酬)会計①‐⑧

〈執筆者紹介〉
長島 正浩
(ながしま・まさひろ)
茨城キリスト教大学経営学部教授
東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。簿記学校講師,会計事務所(監査法人),証券会社勤務を経て,専門学校,短大,大学,大学院において非常勤講師として簿記会計や企業法を担当。その後,松本大学松商短期大学部准教授を経て,現在に至る。この間35年以上にわたり,簿記検定・税理士試験・公認会計士試験の受験指導に関わっている。

*本連載は,『会計人コース』2020年1月号付録『まいにち1問ポケット財表理論』に加筆修正したものです。


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