連載|税理士・会計士 1日1問で簿・財 重要ポイント時短マスター50(第18回)ーリース②


村上 翔一
(敬愛大学経済学部准教授)

☆連載のねらいはこちら

問題 リース②

貸手のファイナンス・リース取引の記帳法には3つあり、( ① )時に売上高と売上原価を計上する方法(第1法)、( ② )時に売上高と売上原価を計上する方法(第2法)、売上高を計上せずに( ③ )を各期へ配分する方法(第3法)、がある。

解答・解説

① リース取引開始
② リース料受取
③ 利息相当額 

貸手の行ったリース取引がファイナンス・リース取引であった場合、第1法から第3法のいずれかの方法を採用する(リース取引に関する会計基準の適用指針、pars.51、61)。なお、所有権移転ファイナンス・リース取引の場合は「リース債権」、所有権移転外ファイナンス・リース取引の場合は「リース投資資産」として処理する(リース基準、par.13)。

◎復習しましょう!(バックナンバー)
【問題1】概念FW①
【問題2】概念FW②
【問題3】概念FW③
【問題4】企業会計原則
【問題5】付随費用の計算
【問題6】有価証券①
【問題7】有価証券②
【問題8】有価証券③
【問題9】金融商品
【問題10】繰延資産①
【問題11】繰延資産②
【問題12】ソフトウェア
【問題13】商品売買①
【問題14】商品売買②
【問題15】棚卸資産①
【問題16】棚卸資産②
【問題17】リース①

【執筆者紹介】
村上 翔一
(むらかみ しょういち)
明治大学大学院経営学研究科博士後期課程修了(博士(経営学))。明治大学専門職大学院会計専門職研究科教育補助講師、敬愛大学専任講師を経て現在敬愛大学経済学部准教授。
<主な論文>
「保有者における電子マネーの会計処理」『簿記研究』(日本簿記学会)第2巻第1号、2019年(日本簿記学会奨励賞)
「ICOに関する会計処理」『敬愛大学研究論集』第98号、2020年
「ブロックチェーン技術の進展と簿記」『AI時代に複式簿記は終焉するか』(岩崎勇編著)、税務経理協会、2021年
「ブロックチェーンを活用した取引や簿記への影響―スマートコントラクトとトークンエコノミーを中心として―」『AI時代のコンピュータ会計と簿記―最終報告書―』(日本簿記学会簿記理論研究部会)、2021年

※本連載は「会計人コース」2020年2月号掲載「1問1分で時短復習 簿・財重要ポイント50」を加筆・修正したものです。


関連記事

ページ上部へ戻る