【会計士合格体験記】手帳でタスク管理し、学業・アルバイトと両立しながら在学中合格達成!


W.A(22歳・滋賀大学4回生)

【学習情報】
学習スタイル:大原 オンライン校
合格歴:令和5年12月短答→令和6年8月論文
▶サムネイルは愛用の電卓と手帳(本人提供)

オープンキャンパスで公認会計士という職業を知り、入学後すぐに勉強開始

公認会計士という職業を知ることとなったきっかけは、高校生の時に参加した、大学のオープンキャンパスです。
経営学や商学に興味があり、オープンキャンパスで学部の説明を受けた際に、公認会計士という職業を知り、その専門性の高さも含め、かっこいいと思いました。

大学生の4年間で何か頑張りたいと考えていたこともあり、大学入学後すぐに予備校の2年コースで勉強を始め、短答式計3回、論文式1回の受験を経て、合格することができました。

この受験体験記では、通信生のメリット・デメリット、学業・アルバイトとの両立の自分なりの工夫点、受験生時代の悩み等をご紹介したいと思います。

通信のメリット・デメリット

通信を選んだ理由

私が通信を選んだ理由は、通学時間です。
私の在学中の下宿先は、一番近い予備校でも通うのに片道1時間半ほどかかるところでした。
そのため、通学という選択肢は現実的ではなく、はじめから通信一択で受験勉強をスタートしました。

通信のメリット

通信のメリットはやはり通学時間がかからないことです。
また、私の通っていた予備校では、通信の生徒にも担当の講師がつき、その方と定期的にコミュニケーションを取りながら、自分の学習計画を立てることができました。
さらに授業もオンデマンドでいつでも見返すことができ、わからないところはメールやオンライン自習室を通してすぐに質問できる環境がある為、通信生が大きく勉強が不利になるということはないかと思います。

通信のデメリット

私が通信の勉強で一番苦労したことは、モチベーションの維持です。
基本的に一人で勉強をすることが多く、かつ大学生ということで、大学の友人達が大学生活を楽しんでいる中で、自分は受験勉強に打ち込まなければいけないということで、メンタル的にしんどいなと思うタイミングが多々ありました。

モチベーションの保ち方は人それぞれだと思いますが、私は予備校の講師の方と定期的に面談をしてもらうこと、休む時はしっかり休むこと、そして休みすぎないことを意識することが効果的だったと思います。
特に会計士試験の受験勉強は長丁場のため、リフレッシュのタイミングを設けることは重要ですが、休みすぎると勉強に戻るのが苦痛になり、逆にモチベーションが上がらなくなると感じたので、何日も勉強から離れることは個人的にあまりお勧めしません。

学業・アルバイトとの両立

学業・アルバイト・受験勉強を両立させるために意識していたのは主にスケジュール管理、勉強場所の開拓です。

スケジュール管理

主に手帳を用いて管理していました。大学1,2年生の頃は、授業も多くあり並行してアルバイトも週3日程度入っていました。
そのため受験勉強を始めた当初は大学やアルバイトの予定に追われて、受験勉強が後回しになり、気づいたら予備校の授業のペースからも大幅に遅れてしまっていました。
大学1年生の夏ごろにこれではいけないと思い、手帳を用いて予定を一元化し、月ごと、週ごとに勉強の計画を具体的に立てそれを週ごと、日にちごとにタスクとして落とし込んでいました。
これにより、日々のタスクが明確になり、計画的な勉強がすすめられるようになり、またモチベーションに左右されずに勉強を続けることにもつながりました。

勉強場所の開拓

はじめのころは、家で勉強することが多かったのですが、家に一日閉じこもって勉強というスタイルは自分には合っておらず、集中力やモチベーションが保てなくなりました。
そのため、日中は家から近い大学、図書館、カフェ等適度に人の目がある場所を利用し、夜のみ家で勉強というスタイルに変更しました。
このスタイルが自分には合っていて効果的な勉強につながったと思います。

二度の短答不合格からの再挑戦

先に述べた通り、私は短答式試験に二度落ちており、2回目の5月短答の時は大学3年生でした。

次に合格する事ができたとしても論文を受験するのは大学4年生の8月になるということで、周りが就活を進めていく中で、このまま勉強を進めているだけで大丈夫なのだろうかと非常に悩みました。

再挑戦をするにあたって、暗記論点の得点率が合格者に比べて低いことに着目し、暗記科目の強化を図りました。
今までは、計算中心で勉強時間を確保していましたが、暗記科目を毎日の勉強時間の中で必ず触れるようにし、直前2カ月の間は、ほとんどを暗記科目に充てていました。

特に企業法は細かい論点まで出るため、一問一答をベースにするのではなく、テキストベースで学習を進めました。
計算科目は、余裕のある時期に苦手論点の整理・解消に努め、直前期は、苦手論点と演習ごとに間違えた論点を確認する程度にとどめていました。

また、どうしても苦手な論点はわかりやすくしておき、試験当日すぐに復習できるようにしていました。

モチベーションの面では、予備校の講師の方と頻繁にコミュニケーションを取るようにしたことも大きかったです。
短答を合格できなかったときは、3カ月に1度程度でしたが、再挑戦からは2週間に1度は面談をお願いしていました。
面談を定期的に行ってもらったことで、勉強計画のアドバイスを頂くこともでき、モチベーションを長く保つことにつながりました。

最後に

会計士の勉強はひたすらに量が多く、また特に在学中の受験生は、周りの友人たちと比べて苦しくなってしまうこともあるかと思います。
私自身、つらいときや悩んだ時もありましたが、合格することができて、過去の苦労した時期が自分への自信にもつながりました。

最後になりましたが、自分の経験が受験生の皆さんの受験勉強の一助になることができると幸いです。応援しています!


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