編集部
税理士・会計士・簿記検定受験生にとっての必須アイテムといえば、「電卓」です。実務において、Excelなどで資料作成をする機会が増えたとはいえ、数値チェックなどで電卓は欠かせない存在でしょう。
今回は、「カシオの「人間工学電卓」ってどんな電卓? 〜開発者に聞いてみた!」で実施したアンケート結果から、税理士・会計士・簿記検定受験生95人の「電卓にまつわるアレコレ」についてご紹介します!
これから勉強を始めるにあたって新しく電卓を探そうと思っている人にとってヒントが満載です。
前編:今使っている「電卓」はどう選んだ?
後編:「電卓」の使い方で困っていることは?
電卓で普段あまり使わないキーは?
電卓を改めて眺めてみると、思ったよりもさまざまなキーが配列されていることに気づきます。受験勉強や仕事で頻繁に使いこなしているキーがある一方で、使う機会のないキーもあるのではないでしょうか。
今回のアンケートによると、税理士・会計士・簿記受験生の回答は以下のようになりました。
もっとも多かったのは、「√(ルート)キー」です。その理由としては、「仕事でも受験でも使う機会がない」という意見でした。
次いで、「税込・税抜/税率キー」が多く、「自分で税率を掛ける。自分で入力するほうが早い。問題で使わない。端数処理で合わないことがあった」というのが理由です。問題で指示された条件に合わせて自分で数値を入力する受験生が多いことが窺えます。
また、「日数計算キー」を使わないと回答した人の中には、「自分で数える」という人もいました。また、そもそも「使い方を知らない。機会がない」という声も多かったです。
一方、電卓の解説記事などでも登場することが多い「メモリーキー(CM RM M- M+)」については、「使い方を知らない。パッと押せない」という声が目立ちました。確かに慣れるまではやや不安がありますが、計算時間の短縮にもつながるはずなので、ぜひ会計人コースWebの記事なども参考にして、マスターしてみてはいかがでしょうか。
使い方がわからないとき、自分で調べる?
皆さんは、電卓の操作方法がわからないときはどうしていますか? そこで、自分で調べたことがあるかどうかを聞いてみたところ、今回のアンケートでは以下のような回答結果になりました。
約6割の人が「自分で調べた経験がある」という回答でした。
自分で調べた時に参考にした資料としては、以下のような内容となりました。
1 YouTube | 22% |
2 メーカー公式サイト | 20% |
3 ネット記事 | 19% |
4 市販書籍 | 13% |
5 取扱説明書 | 13% |
6 専門学校の教材 | 9% |
7 学校の授業など | 4% |
また、「自分では調べたことがない」と回答した方の中には、専門学校の授業で教えてもらえるからという理由の人もいました。
税理士・会計士・簿記検定などの会計系資格の勉強においては、電卓の操作スキルを向上させることは、計算ミスを減らしたり、計算スピードをアップしたりすることにもつながることがあります。
YouTubeでは実際の動きも見られるので、一度も見たことがないという人はこの機会に調べてみると新しい発見があるかもしれません。
<電卓に関するオススメ記事>
会計人コースWebでは他にも「電卓」をテーマにした記事を掲載しています。具体的な使い方やスキルアップにもつながる内容ですので、ぜひあわせてご覧ください。