税理士試験は、いよいよ直前期に突入!
ゴールデンウィークが明けると、「周りの顔つきが変わって直前期に入ったと実感する」といったお話をよく聞きます。
ただ、税理士試験は相対評価。周りの顔つきが変わってから動くのではなく、一足早く対策をスタートさせ、少しでもリードしたいところですよね。
2020年に簿記論・財務諸表論に独学で合格されたボザイさん(@bozai888)は、この時期、『税理士試験 直前予想問題集』(会計人コースBOOKS)を使って勉強されていたそうです。
そんな『直前予想問題集』ですが、4月13日に令和3年度版が刊行!
ということで、ボザイさんに『直前予想問題集』をどのように使っていたのか、お話を伺いました♪
令和3年度版の『直前予想問題集』に挑戦される方は、ぜひ参考にしてみてください。
簿記論は解けないところを徹底的に!
――今回は、『税理士試験 直前予想問題集』をどのように使っていたのか、お話を伺いたいと思います! まずは簿記論から教えてください。
ボザイさん まず最初は、各学校の問題を、それぞれ2時間計って解いていました。この1回目の時点で「簡単に解けた」と思った学校の問題は、その後、2時間計ってまるっと解き直すようなことはしていません。
たとえば、僕の場合、資格の大原の問題が1回目で比較的よくできたので、そういった学校の問題は、「大問1を30分で」とか「大問3を1時間で」というように、個別に解き直していました。
ほかにも、「推定簿記」や「特殊商品売買」など、理解度が薄いと思った論点も、個別に何度も集中的に解いていました。
――効率的に使われていますね! 1回目で難しいと思った学校の問題はどうしていたのでしょうか?
ボザイさん 東京CPA会計学院の問題が難しくて……びっくりしました(笑) ただ、一旦置いて他の問題をやるというよりは、徹底的にやり抜きました。たしかに難しいのですが、本試験もどんな問題が出るのかわからないと思うと、諦めないでやることはためにはなるのかなと。最終的にCPAの問題は、まるまる4回解き直したと思います。
財務諸表論は計算だけを回す!
――それでは、次に財務諸表論の使い方を教えてください。
ボザイさん まず最初に各学校の問題を2時間計って解くのは簿記論と同じです。ただ、その後、計算は70分計って何度か回しましたが、理論は1回目で自分が知らなかったものだけをiPadにまとめて終わりにしていました。
僕は財務諸表論のほうは比較的得意だったので、簿・財のバランスでいえば、圧倒的に簿記論の『直前予想問題集』を回していたと思います。
目的は“ヤマ当て”ではなく“実力”をつけること
――『直前予想問題集』には、複数の専門学校による問題と解説が載っています。そのため、「色んな学校の解説を読むと困惑してしまうのではないか」という声も耳にします。ボザイさんも、そういったことはありましたか?
ボザイさん たしかに、解説を読んでいて「自分が知っている解き方とは違うな~」と思うことはありました。なぜ違うのか考えても答えが見つからないときは、割り切って自分が今まで独学で使っていたテキスト(TAC)を信じました。
あとは、解説を読んでわからないときは、Twitterで「これってどういうこと?」とつぶやいてみると、コメントで教えてくれる方が現れるかもしれません。僕も、Twitterではフォロワーの方々に本当に助けられました。
▼時にはTwitterで結果を報告してモチベーションアップ。
――最後に、ボザイさんにとって『直前予想問題集』はどんな立ち位置の存在だったか教えてください。
ボザイさん まちがいなく“主力”です。計算問題に関しては、過去問に匹敵する重要度でした。簿記論で5校、財務諸表論で4校と、数ヵ月で少なくとも9回分の模試が解けると考えると、それだけですごい量です。難しい問題は何度も回ました。
なので、僕は「予想」とか「ヤマ当て」というよりは、あくまで実力をつけるために『直前予想問題集』を使っていました。とにかく問題を解いて解いて解きまくったことが、本試験での合格につながったと思っています。
――「繰り返し解く」、実戦力を身につけるためには大事なことですね。本日は貴重なお話をありがとうございました♪
中央経済社編
定価:2,640円(税込)
発行日:2021/04/13
B5判 / 244頁
ISBN:978-4-502-38441-7
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中央経済社編
定価:2,640円(税込)
発行日:2021/04/13
B5判 / 192頁
ISBN:978-4-502-38451-6
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