編集部
新型コロナウイルスの感染者が増加し、各地で緊急事態宣言が発令されていますね。受験生の皆さまにとっては、自習室に行きづらくなるなど、制限があったりするかと思います。
そこで、書籍等から「巣ごもり勉」の極意を拾ってみたいと思います。
自宅で自習室のメリットを実現するには?
まず、自習室のメリットを考えてみましょう。
① 周りに勉強している人がいて、やる気が出る ② マンガやテレビなど、無駄なものがないので集中できる ③ 場所が変わることで生活リズムが確立できる |
自習室に行きづらくなっている今、どうすれば、このメリットが自宅でも実現可能か考えてみます。
スマホアプリやSNSの活用で勉強仲間を作る
まず、メリット①について。自習室にいると、周囲の人が目に入ります。「あいつ、今日も来てる」「あの人、トイレにもいかず集中時間長いな」など、励みになります。
『司法試験・予備試験 この勉強法がすごい!』のjijiさんは、朝予備校のシャッターが開いてから夜しめられるまで勉強することを「シャッター勉」といい、いつのまにか競い合う知り合いができ、レベルが高い合格集団ができあがると書いています。
自宅にいると、こういったことができません。
ただ、イマ風に受験仲間を作る方法があります。それが、『社労士試験 この勉強法がすごい!』のYUMENOUEさんが紹介する「勉強記録アプリ活用法」。この書籍内で勉強時間を記録できるStudyplus(スタディプラス)がおすすめされています。
YUMEさんは積み上がった勉強時間をみてニヤニヤしていたそうです。ほかにも、目標達成を競い合えるようなアプリがたくさんあります。活用してみてはいかがでしょうか。
また、「#勉強垢」で検索すると、インスタやTwitterで同じ試験に向けて勉強している仲間に出会えたりします。ちなみに、jijiさんとYUMEさんは勉強マニアとして意気投合した大親友ですが、出会いはSNSだそうです。
集中力に自信がなければ「タスク」で乗り切る
次は、メリット②について。家にいると、スマホやマンガで脱線したり、ぼーっとしてしまったりしがち。
『税理士試験 この勉強法がすごい!』ののんさんも、ポケモンGOにはまり、やりたくて仕方なかったそうです。ただ、受験生活は長いので一切禁止するのはストレスがかかります。そこで、のんさんが進めるのが「朝イチタスク管理法」。
勉強計画をしっかり立てたうえで、「今日はこの勉強をやるぞ!」とタスクを朝1番に決めてしまいます。そして、タスクが終わったら、時間が早くても娯楽に勤しむことを自分に許してあげる、という自分ルールです。
これにより、集中力が高まったり、タスクをちゃんとやった、という達成感を味わえることで自己肯定感も高まったそうです。
たしかに、私もついついスマホには手が伸びてしまいます。スマホは物理的に手の届かないところに置いておくのがよいのかもしれません。また、スマホ制限アプリを活用するのも1つの手です。
運動や声出しでメリハリをつける
最後に、メリット③について。自習室に行く→家に帰る、という切り替えが、生活リズムにつながります。家だとついついダラダラしてしまいがちです。
これにどうやって、メリハリをつけるか。人の集中力には限界があります。なので、家の中ならではの勉強スタイルの切り替えをしてみるのはいかがでしょうか。一人勉強の切り替えにおすすめな勉強法をノミネートしておきます。
- 立ち勉(のんさんおすすめ):立って勉強
- てく勉(jijiさんおすすめ):うろうろしながら勉強
- 風呂勉(jijiさん・のんさんおすすめ):風呂で声出しなど
- 音読(jijiさんおすすめ):音読+運動、音読+耳栓
色々ありますね。工夫次第で切り替えができそうです。どうしても机の前にいると体もカチカチになってしまいますから、運動したりするのはいいですね。
また、YUMEさんとjijiさんは、「書見台」「譜面台」をおすすめしています。たしかに、肩こり防止になりそうです。ブックスタンドと検索しても、結構出てきますよ。
緊急事態宣言下、巣ごもり勉は大変ですが、こういった小さな工夫で自宅環境を最適化していくといいですね! テレワーク用に工夫された机や椅子も増えてきました。ちょっと見てみると家での勉強がもっと快適になってくるかもしれません。