こんにちは! 会計人コースWeb編集部です。
2月16日の公認会計士試験論文式試験の合格発表後には、いよいよ就職活動ですね。
今年度は、新型コロナウイルスの影響で論文式試験の日程が2日間に短縮されるなどイレギュラーな年!
監査法人の採用活動も、怒涛の勢いで進みます。
新型コロナウイルスの影響を踏まえた就職活動のアドバイスを、株式会社大原キャリアスタッフの佐々木優子さん(キャリアコンサルタント)に伺いました。
試験も就活もいつもとは違った1年
-今年度は新型コロナウイルスの影響が大きかった年でしたね。
佐々木さん:そうですね。試験もそうでしたが、就職活動でも大きな変化のある年になると思います。
新型コロナウイルスによって世界や日本の経済情勢が変わっていくなかで、自分がどのように貢献できるか、それを意識して就職活動をする必要が出てきました。
どの法人のエントリーシートでも「なぜ会計士になりたいのか」「なぜウチに入りたいのか」という志望動機を書かなければいけませんが、今の情勢を踏まえて書けるといいですね。
試験勉強のときの「自分」を振り返ってみましょう
-志望動機に悩まれる方も多いと聞くのですが、志望動機はどのように考えるとよいのでしょうか?
佐々木さん:最初から明確な志望動機がある方は問題ないのですが、まだふわっとしている方は、これまでの試験勉強のなかで何に興味をもったのかを考えることがオススメです。
何かを「面白い」と思ったからこそ勉強を続け、論文式試験まで漕ぎついたのですから、その「なぜ面白いと思ったのか」を探ってみてほしいです。
-試験勉強から志望動機を探る! 「自分がどのように貢献できるか」というアピールポイントも見つけることができそうですね。
佐々木さん:そうですね。アルバイトやサークルなどを頑張ってきた方であれば、そこからアピールポイントを見つけることもできますが、勉強に専念してきた方も多いと思います。
そのような場合、アピールポイントに悩まれる方もいらっしゃるのですが、これも今まで頑張ってきた試験勉強から見つければ大丈夫です。
たとえば、「どう自己管理をしてきたか」という方法もアピールポイントになりますし、ストレス発散の方法やモチベーションの高め方なども人それぞれに違うので十分にアピールすることができます。
それにプラスして今年度は、先ほどお伝えしたように、「新型コロナウイルスの影響で変わった経済情勢を踏まえて自分に何ができるか」までを考えることが大切です。
新卒採用で大切なのは「モチベーション」
-しかし、今年度は特にしっかり考える必要があって大変そうですね・・・。
佐々木さん:そうだと思います。ただ、採用側もそこまで具体性のある話は求めていません。
そういった経済情勢の変化に関心があるとか、そんな社会を「なんとかしたい!」という気持ちがあるということが大切です。
-モチベーションのアピールが大切なのですね!
佐々木さん:そうですね。コロナ禍といえど売り手市場であることに変わりはないのですが、法人としては「よりよい人がほしい」というのが本音です。
新卒採用の場合、即戦力になるような知識やスキルは求められていませんので、モチベーションがあるかどうかが評価のポイントになります。
育てたときに食らいついてきてくれそうな、そういったモチベーションの高い方が求められていると思います。
徐々に本格始動を!
-最後に、今やっておくべき準備があれば教えてください。
佐々木さん:試験後、説明会に参加された方も多いと思いますが、改めて法人の発信する情報をじっくり見ていただきたいです。
経営理念やクライアントに対する姿勢、ステップアップの過程など、細かなところまで見ていくことで、法人さんごとの違いも見えてきて志望動機にもつながります。
また、すでに試験に受かったつもりで、エントリーシートに書く内容を考え、徐々に文章として書き進めていきましょう。
そうすることで、余裕をもって就職活動を進めることができるはずです。
-ありがとうございました。
【株式会社大原キャリアスタッフについて】
株式会社大原キャリアスタッフは、学校法人大原学園グループの総合人材サービス会社です。
公認会計士・税理士などの資格取得ならびに就職実績に定評のある大原学園が母体の総合人材サービス会社として、経理、会計、税務、財務を中心に、専門性に特化した他社にはない 人材サービスをご提供しております。
創立:平成9年
所在地:〒101-8352 東京都千代田区西神田2-7-16 遠藤ビル
TEL:03-3234-6210
FAX:03-3234-6214
HP:https://www.o-hara-cs.jp/
業務内容:人材紹介・人材派遣・紹介予定派遣、求人広告、就職情報誌発行、就職イベント開催 他