【税理士合格体験記】漁師をしながら毎年合格科目を重ね、官報合格!決め手はランニングやサウナに入りながらの理論暗記


税理士試験に合格した漁師(漁業者(個人事業主)・30代)

【受験情報】
・合格科目 2022年簿財、23年国徴、24年相続、25年法人
・学習スタイル TAC、大原の通信
▶サムネイルは仕事に使う軽トラックと仕事場である海(※軽トラックのナンバープレートは画像加工により消去しています)

はじめに

こんにちは、税理士試験に合格した漁師(@boki_ryoushi)です。2025年の第75回税理士試験の法人税法に合格し、官報合格(簿財、国税徴収法、相続税法、法人税法)しました。

税理士を目指したきっかけ

私が従事する漁業は操業時期が夏から初冬までと時期が限られており、仕事が忙しくない冬から春の時期を活かした仕事を検討した結果、税理士にたどり着きました。

漁業を含めた一次産業は高齢化が進んでいるため、相続や事業承継といった課題があり、一次産業を巡る課題解決に役立てる税理士になりたいと考えて資格取得を目指しました。

官報と院免

税理士を目指した当初、私は大学院免除を利用しようと考えていました。

その理由は、必須科目の法人税法、所得税法の勉強ボリュームが大きいことや、家庭があるため勉強漬けの生活を送ることが難しいと感じていたからです。
しかし、会計事務所で働く方々の話を聞いていると、官報合格に魅力を感じるようになりました。

その魅力というのは、会計事務所で働きながら税法を体系的に勉強するのは難しいこと(仕事や会社のこと、お客さんのことを勉強することで手一杯になる)、法人税法や消費税法、所得税法を試験ベースで学んでおくと確実にアドバンテージになること、4科目目の相続税法に短期合格(6カ月)できたことで税理士試験に受かるためのコツを掴んだこと、官報の方がカッコいいと感じたことです。

官報合格の証明になる合格証書は努力の証であり宝物になります。

また、官報合格の壁となる法人税法はボリュームこそ大きいですが、合格ハードルはそこまで高くはなく、周りを見ているとAランクをポロポロ落としても受かっている方が見受けられたので、時間さえかければ合格しやすい科目と感じました。
Aランク2、3問のミスで落ちる相続税法との差を感じました。

そのため、税理士試験の勉強を面白いと感じる方は、ぜひ官報合格を目指してみてほしいです。

私の勉強法

至ってシンプルで、受験予備校のカリキュラムを絶対に死守し、基礎を完璧に仕上げ、理論を覚えられるだけ覚える、です。

法人税法の時の勉強スタイルは、授業視聴→宿題を最低3回解く→ミニテスト用の理論を一度覚える(ミニテスト後に忘れてOK)→授業視聴、という感じのサイクルでこれを繰り返します。
年末年始の休み期間を利用して基礎の問題集を2~3回転させてテキストを読み込みました。

理論暗記は1月下旬から初めてひと月に20~30題を完全に暗記して回すサイクルをつくり、4月末には法人税法の約90題(大原理論サブノート)を覚え終わりました。

ここで暗記した理論は二度と忘れないように徹底して記憶しました。
税法3科目目になると理論暗記の方法は身についているので、逆算していつから暗記を始めれば5月の直前期に間に合うかを考えて暗記を進めていました。あとは理論の事例対策も答練や質疑応答などを見て対策していました。

本試験の手応え

法人税法は確実点を超えて合格しました。

大原の採点サービスによると71点で、ボーダープラス14点、確実点プラス4点でした。試験後の8月から合格発表までの11月末までの4カ月間は余裕を持って過ごしたくて確実点越えによる合格を目指していたので、ほっとしました。

ボーダーをはるかに超えて合格しようと思って勉強してきたので1年間で2000時間ほどの勉強時間となりましたが、ここまでやらなくても十分合格ラインは超えられると思います。

漁師仕事との両立

漁師仕事の繁忙期がちょうど勉強の基礎期と重なっていて、正直かなりしんどい気持ちがありました。

勉強のモチベーションが高い時期に勉強があまりできず、重要な基礎固めが遅れるかもしれない、という気持ちがありましたが、睡眠時間を削っても授業に食らいつき、宿題をこなしてきたから合格できたと感じています。

なお、年明けからは比較的時間に余裕ができるので、「年内を乗り切れば勝てる」と考えていました。このあたりは通常の受験生の方と大きく違う部分だと思います。

また、官報合格手前まで来ると、家族や周囲の応援が増してくるのでかなり勉強しやすかったです。

娘も一緒に勉強するようになるなど、良い影響もありました。

モチベーションの保ち方

法人税法の時は仕事、家事のほかはほとんどの時間を勉強に費やしていました。

ただ、勉強していると姿勢が悪くなるし体が硬くなるので、私は運動するようにしていました。

具体的には走りながらの理論暗記です。
ランニングマシンに理論集を載せて理論を覚えたり、頭の中で暗唱したりしていました。
そして、走り終わったらサウナで理論暗記の確認をし、さらに頭に刷り込ませます。

これをほぼ毎日1~2時間やっていたので全理論の暗記が出来たのかなと思います。
2年間こんな生活を送っていたのでフルマラソンも3時間30分くらいで走れるようになりました。

おわりに

税理士試験の勉強を楽しく感じる人、辛く感じる人とさまざまかと思いますが、私は総じて楽しかったです。

それは、理論を一つ覚えるとレベルアップした感覚になりますし、テストで上位が取れると自己肯定感につながり、知識が増えるとより多くの事を知りたくなって充実していました。

最終的に試験合格して資格取得というところまで行くと、人生における一つの柱になるのでモチベーションは高いままでした。

勉強だけの生活だと、視野が狭くなり苦しくなると思うので、適度に体を動かし、温泉やサウナなどで息抜きもしながら勉強生活を楽しむくらいの気持ちで進めていくのが良いかと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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