【会計士合格体験記】「もう無理と思ったところからもう一度同じだけ頑張る」剣道一筋から一発合格するまで


竹原 菜月(23 歳・受験専念)

【受験情報】
受験履歴:2024年12月短答〇→2025年論文〇
学習スタイル:資格の大原 東京水道橋校 通学

剣道一筋から会計士を目指す

私が公認会計士を目指した理由は、小学生の頃から高校卒業まで剣道をしており、ずっと運動をしていく中で大学生の間は何か別のものに打ち込みたいと考えたからです。

運動の反対は勉強というかなり安易な考えで勉強をしようと思い、せっかく勉強をするなら資格を取りたいと思いました。

どんな資格があるかと調べて公認会計士という資格を知りました。
公認会計士という職業を知れば知るほど興味が湧き、勉強を始めてみようと思いました。

コロナ禍でのオンライン講義への不安があり、1年次は簿記を独学

公認会計士の資格を取るという自分の夢が決まったのが高校 3 年生の卒業直前でした。

私の進学した大学では、会計士講座が開講されており、1 年生から簿記の勉強を開始できることを知りました。

しかし、コロナ禍で授業は全てオンラインでの視聴となり、基本的に自宅学習になると説明を受けました。
私自身、1 人で自宅で勉強するのはとても苦手でした。
加えてずっと運動しかしてこなかったため勉強の習慣はありませんでした。

今の自分の状態でオンラインで簿記の勉強をしても続けられないかもしれないと考えた結果、1年生のうちに自分で簿記 3 級の勉強をして、合格できたら 2 年生から講座を受講しようと決めました。
私が 2 年生になる頃には対面で授業が開講される予定も聞いていたのでそのように決めました。

通学が可能になった2年次から通学開始、3年次から本格的に会計士試験の勉強をスタート

大学 1 年生の間に簿記 3 級の勉強をして、無事 3 級を取得。
簿記の楽しさを知り、2 年生から講座を受講することになりました。

周りはみんな 1 年生で自分だけ 2 年生という環境で少し不安でしたが、座席が近い人たちとその友人が仲良くしてくれて、講座後皆で授業の話をしながら帰宅するのがルーティンになりました。

友人のおかげで、楽しみながら無事 2 級まで取得し 、3 年生からは大原の校舎で本格的に公認会計士試験の勉強をスタートすることになりました。

簿記とは違う会計士試験の難しさにパンク寸前に

大原の公認会計士講座の授業が始まり、今までは商業簿記・工業簿記の計算だけだったのが、財務会計論・管理会計論・企業法・監査論と科目が増え理論の学習も始まり、今までやっていた 2 級の勉強がとても可愛く思えました。

毎日大学に通い、その後大原の校舎へ行き授業を受け、帰りの電車で復習して次の日また大学へ行くという繰り返し。とても辛かったです。授業の進むペースは早いし復習も追いつかず、テストの点数も全然取れない。管理会計論に至っては計算のテストで 0 点を叩き出したこともありました。大学の単位もおろそかにできない。私はパンク寸前でした。

幼馴染の応援に感謝!

慣れない勉強で、しかも簡単に成果が出ないという状況で私が踏ん張れたのは、幼稚園の頃からの幼馴染がいたからです。

その友達が、授業後に温泉に連れて行ってくれたり、夜電話をして話を聞いてくれたりして応援してくれました。

論文式試験が終わるまでその子のおかげで適度に息抜きができて、最後まで走りきれました。

成績が伸び始める

私は、勉強し始めて少し経ち、勉強三昧の生活に慣れてきたタイミングで、とにかくまずは量をこなそうと思いました。

量をこなす際に意識したことは、間違えても良い、忘れていてもしょうがないと思い込む、間違えたり迷ったりしたら必ずテキストに戻る。この3つです。

昨日授業でやった計算ができないことなんて日常茶飯事で、できない自分が嫌になって気持ちが落ち込み勉強が手につかないということが多々あったので、まずその意識から変えました。

そして間違えたり、忘れたりしていたところはマークをつけたり、ノートにメモをしたりして次の日の勉強の 1 番最初にやりました。それでもわからなかったり間違えたりしたら講師に相談していました。

そうすることで記憶を定着させることに成功しました。この勉強をしばらく続けていくと、少しずつですが各科目の点数が上がり始めました。

短答式試験に合格し論文生に

上記の勉強をこつこつ続け、私は令和 7 年第 1 回短答式試験に合格しました。

無事短答式試験を突破し喜んだのも束の間、すぐに論文式試験の勉強が始まりました。

特に租税法・経営学の授業が大変でした。しかし、新しいインプットがあることは楽しかったです。

質を重視した勉強

論文式試験の勉強を始めて最初に思ったのは、丸暗記では乗り越えられないということでした。

今までの短答式試験の勉強はとにかく量をこなして正直、丸暗記で挑んだ分野もありました。しっかり理解できていない部分もたくさんあり、そこが本試験で出題されなくて助かった部分もあると思います。

しかし完全記述の論文式試験では丸暗記は不可能でした。今までは出来たし覚えていたはずなのに、理論が書けない。特に会計学でそれを痛感しました。

短答式試験の頃からお世話になっている会計学理論の講師から「お腹にためなさい」と教えていただきました。

「テキストの文章そのままじゃなくていい。お腹にためたら忘れないから」と言われました。

私はその教えを守り、今までの量だけの勉強を卒業し、計算と理論の紐付けと理論特有の論点はしっかり理解して要点を押さえることを意識しました。

各科目キーワードだけは外さず書くことで大きな失点が減り、点数はどんどん伸びていきました。

論文式試験当日まで

論文式試験までは、質を重視しつつ、もちろん勉強時間を確保しながら、大原の友人とお昼を食べたり適度に息抜きをしたりしながら毎日勉強を続けました。

しかし、7 月に行われた最後の模試で偏差値は 50 程度で合格目安の 52 には届いていませんでした。その結果にショックを受けつつ最後まで諦めず勉強を続けて本番に挑もうと考えました。

論文式試験 3 日間は受験仲間と会場まで行き、大原の講師の方々が応援に来てくれて心強かったのを覚えています。

体調を崩すことなく 3 日間を終えました。

合格して思うこと

11 月 21 日の合格発表日に自分の番号を確認した時は、本当に嬉しかったし達成感を覚えました。

そして、諦めずに勉強を続けて本当に良かったなと思いました。

両親や親戚の方、講師の皆さん、大学でお世話になった先生、友人みんなが喜んでくれて嬉しかったです。

これから試験を受ける方々へ

短答式試験を受ける方も論文式試験を受ける方も、きっと毎日ものすごく勉強して辛かったり辞めたいと思ったりすることがあると思います。

もちろん楽しんで勉強できるのが 1 番ですが、全員がそうはいかないと思います。私が勉強していて辛かった時、高校時代の部活の顧問が言ってくださった言葉がすごく励みになりました。

「人間はもう無理と思ったところからもう一度同じだけ頑張れる。自分の可能性を捨てないこと」

この言葉のおかげでお昼を食べて眠くなった後も、夕方暗くなってきて帰りたくなった時も、最後までなんとか頑張れました。

もちろん毎日無理して体を壊すのは絶対ダメですが、「私は必ず合格できる。頑張れる」と思って、あと 5 分でも 10 分でもいいから試験勉強と向き合い、保護者や講師の方々の助けを得ればきっと合格に近づけると思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。少しでも皆様のお役に立てたら嬉しいです。

皆様の合格を心から応援しております。


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