編集部
今日から第73回税理士試験の受験申込用紙等の交付がスタート。
受験申込受付は5月9日(火)~5月19日(金)までとなっており、いよいよ試験も目前に迫り身が引き締まる思いの受験生も多いと思います。
では、今年の試験は、例年とどのような違いがあるのか・ないのか?
確認すべく、早速東京国税局に行って受験案内と申込書・受験票を入手しました。
ざっと見て、例年と異なると気づいたのは、以下の2点です(見落としがあるかもしれませんが)。
変更点①:受験資格関係
これまでと今年の試験での大きな違いは、「受験資格要件の緩和」。
会計科目については、受験資格要件がなくなり、だれもが受験できることとなりました(なお、税法科目を受験する場合は、受験資格を有することを証する書面が必要になります)。
それが、受験案内にも反映されています。
※令和5年度(第73回)の試験から、受験資格が次のとおり緩和されました。 ・会計学に属する科目(簿記論及び財務諸表論)については、受験資格の制限がなくなり、どなたでも受験可能となりました。したがって、会計学に属する科目のみを受験申込みする場合には、受験資格を有することを証する書面の提出は必要ありません。 ・学識により受験資格要件を満たそうとする場合に修める必要がある科目の範囲が、社会科学に属する科目(改正前:法律学又は経済学)に拡充されました。 ※令和6年度(第74回)以降の受験申込みに当たっては、令和5年度(第73回)以降の受験票は、受験資格を有することを証する書面として使用できなくなります。 (受験案内1ページ) |
変更点②:試験中飲むことができる飲料について
小さいことかもしれませんが、試験中に机上に置いて飲むことができる飲料については、昨年は「700ml以下の蓋付きペットボトル1本」でしたが、今年は「1ℓ以下」となっていました(受験案内12ページ、6(4))。
昨年のような酷暑への対応でしょうか。
*
今後の感染状況によっては、追加のお知らせ等もあるかもしれません。
本誌でも適宜情報提供をしていきます。
受験申込用紙は早めに入手して、よく目を通して準備することをオススメします。
申込については「いつ申し込むか?」「どの受験地に申し込むか?」といった問題はあると思いますが、「間に合わなかった」という事態にならないようにしないといけませんよね。
直前期の追い込みをかける大事な時期。
申込等はできるだけ早めに済ませて、勉強に集中していきましょう!