連載|税理士・会計士・日商1級 Quizuで簿・財:基礎力チェック!(第4回)ー金融商品会計基準④


穂坂 治宏(税理士)

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問題 金融商品会計基準④

当期(×3年3月31日までの1年間)首に満期保有目的で取得したA社社債(額面金額100円、取得価額105円、償還日×7年3月31日)に償却原価法(定額法)を適用した処理はどれか?

①(借)投資有価証券 1(貸)有価証券利息 1 

②(借)有価証券利息 1(貸)投資有価証券 1

③(借)投資有価証券 1(貸)支払利息 1

④(借)支払利息 1(貸)投資有価証券 1

解答・解説

*社債の発行形態には、額面金額と発行価額が等しい平価発行、額面金額より発行価額が小さい割引発行、額面金額より発行価額が大きい打歩部発行があります。

打歩発行の場合の償却原価法の適用では、割引発行の場合と異なり、投資有価証券の帳簿価額を減額する処理を行います。

◎復習しましょう!(バックナンバー)
第1回 金融商品会計基準①
第2回 金融商品会計基準②
第3回 金融商品会計基準③

【執筆者紹介】
穂坂 治宏
(ほさか・はるひろ)
税理士試験の簿記論と財務諸表論の受験指導をしている税理士(簿財法所消)。ネットスクールで簿財(標準)を担当。月刊誌「会計人コース」(現在は休刊)への執筆も多数。著書に『ど素人でもわかる簿記・経理の本』(翔泳社)などがある。

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note
「資産の評価は原価か、時価か-混合測定という考え方」「リサイクリングは何がわかりにくいのか?」など、受験生が理解しにくい論点などの解説が掲載されています。

*本連載は、「会計人コース」2019年3月号「忙しくても〈簿・財〉電卓いらずのちょい解きエクササイズ67」を大幅に加筆修正したものです。


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