連載|税理士・会計士・日商1級 Quizuで簿・財:基礎力チェック!(第2回)ー金融商品会計基準②


穂坂 治宏(税理士)

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問題 金融商品会計基準②

売買目的有価証券の期末時価が帳簿価額を下回るときの誤った決算整理仕訳はどれか?

①(借)有価証券評価損 (貸)有価証券
②(借)有価証券評価損益 (貸)有価証券
③(借)有価証券運用損 (貸)有価証券
④(借)有価証券運用損益 (貸)有価証券

解答・解説

なし

*売買目的有価証券の評価差額の処理科目には、有価証券売却損(益)と有価証券評価損(益)を用いる場合と両者を併せて有価証券運用損益とする場合があります。

金融投資としての売買目的有価証券の売却損益は、売却時までの時価の変動額であり、評価損益との大きな違いはないと考えられるための取扱いです。

本問ではいずれの処理方法も考えられます。

◎復習しましょう!(バックナンバー)
第1回 金融商品会計基準①

【執筆者紹介】
穂坂 治宏
(ほさか・はるひろ)
税理士試験の簿記論と財務諸表論の受験指導をしている税理士(簿財法所消)。ネットスクールで簿財(標準)を担当。月刊誌「会計人コース」(現在は休刊)への執筆も多数。著書に『ど素人でもわかる簿記・経理の本』(翔泳社)などがある。

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note
「資産の評価は原価か、時価か-混合測定という考え方」「リサイクリングは何がわかりにくいのか?」など、受験生が理解しにくい論点などの解説が掲載されています。

*本連載は、「会計人コース」2019年3月号「忙しくても〈簿・財〉電卓いらずのちょい解きエクササイズ67」を大幅に加筆修正したものです。


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