こんにちは、編集部です。
「会計人コースWeb」では、簿記検定や税理士試験、公認会計士試験など、“会計系資格”の受験に役立つ情報を提供しています。
この「会計人ペディア」は、読者の皆さんの「そもそも○○って何だろう?」という“ちょっとしたギモン”に応えるコーナーです。
これまでの取材や蓄積されてきた情報をもとに、編集部が率直にお答えします!
もし、「こんなことが知りたい」というテーマがありましたら、編集部までご意見をお寄せください♪
会計大学院って、どんなことが学べるの?
大学院って、「学者になりたい人が行くところ」ってイメージですよね。
とすると、会計大学院も会計の学者になりたい人がいくところ?
いやいや違うんです!
会計大学院は、一言でいうと「実務で活躍する会計のプロフェッショナル」を養成するところです。
もともと会計大学院は、主に専門学校の教育とは一線を画した、公認会計士試験合格を目指すことを目的として設立された専門職大学院でした。
しかし、現在は公認会計士試験合格を目指す方々にとどまらず、
- 企業の経理、財務部門担当者を目指す
- 政府等の公的部門の会計担当者を目指す
- 税理士を目指す
- すでに会計に関する職業についている方々が、さらに高度な知識・スキルを身につける
といった教育機関としても大きな役割を果たしています。
現在、以下の12校で「学問と実務の融合」を目指して、将来実務で活躍する会計プロフェッショナルを養成するための教育が行われています。
<開設大学院一覧(50音順)>
*会計大学院協会HPより
会計大学院の大きな特徴の1つは、所定の単位を修得した修了者には、公認会計士試験の短答式試験4科目のうち、財務会計論・管理会計論・監査論の3科目が免除される点でしょう。
なお、会計大学院は会計士試験の合格が大きな教育目標の1つではありますが、各大学院の講義等では試験対策は行われません。
会計大学院では、学問的・実務的な教育により真の会計センスを身につけることに重点を置いていますので、受験対策に大きな期待すると、期待外れになると思います。(基本的に受験対策は自分で行う必要があります。)
また、一口に会計大学院といっても各校で教育目標・内容が大きく異なります。
入学を検討する際は、
- HPをよくみる
- 入試説明会に参加する
- 在学生・修了生の話を聞く
などにより、事前によくリサーチすることをオススメします。
編集部からのオススメ書籍
以下の『スタンダードテキスト』シリーズは、会計大学院のテキストとして作成された書籍です。ぜひご参考にしてください。
・佐藤信彦他編著『スタンダードテキスト財務会計論1(基本論点編)』(第13版)
・佐藤信彦他編著『スタンダードテキスト財務会計論2(応用論点編)』(第13版)
・山本浩二他編著『スタンダードテキスト管理会計論』(第2版)
・盛田良久他編著『スタンダードテキスト監査論』(第5版)
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