国税庁のウェブサイトに令和2年度(第70回)税理士試験出題のポイントが公表されました。
科目ごとに概要をご紹介します。
詳細は、リンク先(科目名をクリック)の本文をご確認ください。
試験の振り返りや、今後の対策にお役立てください。
まずは、会計科目(1ページ目簿記論、2ページ目財務諸表論)です。
簿記論
〔第一問〕
問1
- 簿記の基本的な計算構造
- 複式簿記における資本利益計算のメカニズム
- 売上戻りと仕入値引を含む3分法による商品売買取引の記帳と商品売買益の算定
- 株式会社の決算における関連する勘定間での利益の振替関係など
- 商品売買の記帳法の多様性
問2
- 純資産(資本)に増減をもたらす取引についての簿記処理とその帰結
- 剰余金の処分、新株予約権の行使、自己株式の追加取得と売却・消却
- その他有価証券の評価差額
- 任意積立金の取り崩しなど
〔第二問〕
問1
- 本支店会計
- 帳簿上の処理と、簿外で行われる合併財務諸表の作成手続きの違い
- 貸借対照表で行われる(在外)支店の純損益計算、為替差損益計算
問2
- ファイナンスリース取引
- 借手だけでなく、貸手の処理について、リース取引を従来の割賦販売と同様の取引とみて処理する方法と、金融取引とみて処理する方法
〔第三問〕
- 実務における頻出重要項目
- 割賦販売、税効果会計、金融商品、棚卸資産の評価、ソフトウェア、外貨建て取引等に係る会計基準
- 分記法と三分法といった簿記論の基礎的な仕訳並びに計算技術
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