【簿・財　間違いさがしで実力チェック】第７回：商品売買②


ココが間違い！

内部利益控除の計算について，①支店の棚卸資産に含まれる内部利益を控除するための算式と，②未達商品を考慮していない点が誤りである。

１．売上原価
(1) 内部利益控除
5,400円(期末商品に含まれる本店仕入分)×20％＝1,080円
(省略)
(3) 期末商品棚卸高
5,000円(本店)＋7,800円(支店)＋1,200円(未達商品)－1,080円(繰延内部利益控除)＝12,920円
(4) 売上原価
16,200円(期首)＋45,000円(本店の仕入)＋35,000円(支店の仕入)－12,920円(期末)＝83,280円
２．P/L売上総利益
95,000円(本店の売上)＋70,000円(支店の売上)－83,280円(売上原価)＝81,720円
【正しい解説】
１．売上原価
(1) 内部利益控除
｛5,400円(期末商品に含まれる本店仕入分)＋1,200円(未達商品)｝÷1.2×0.2＝1,100円
（省略）
(3) 期末商品棚卸高
5,000円(本店)＋7,800円(支店)＋1,200円(未達商品)－1,100円(繰延内部利益控除)＝12,900円
(4) 売上原価
16,200円(期首)＋45,000円(本店の仕入)＋35,000円(支店の仕入)－12,900円(期末)＝83,300円
２．P/L売上総利益
95,000円(本店の売上)＋70,000円(支店の売上)－83,300円(売上原価)＝81,700円

チェックポイント

内部利益に関する問題文の指示については，次の２つのパターンがあるので確認しよう。


固定ページ:
1

2

関連記事

トップページに戻る

【広告企画】会計大学院（アカウンティングスクール）12校の魅力を探る！

重版出来✨『わかる! 使える! うまくいく!　内部監査　現場の教科書』

【広告のご案内】掲載要領（PDF資料）

ページ上部へ戻る