2 最終確認論点チェックリスト
合格するために必須の論点を一覧表にし,チェックリストにしたものを下記に掲載いたします。
ご自身の習得度合いをチェックしていただき,理解不足などの論点があれば,テキストまで戻り,本試験の日までに確実に得点できるように準備しておきましょう。
下記表には,財務諸表論の理論問題の出題実績もあわせていますので,財務諸表論を受験される方は,理論問題もあわせて確認するようにしてください。
論 点 | 習得チェック | 財務諸表論理論問題の出題実績 | |
---|---|---|---|
1 | 現金預金 | □ | |
2 | 期末商品の評価 | □ | 棚卸資産の低価法について2つの見解(第62回) |
3 | 貸倒引当金 | □ | 企業会計原則注解18の問題(第65回) |
4 | 投資有価証券 | □ | 評価差額を当期の損益としない理由(第69回) |
5 | 減価償却 | □ | 減価償却を例に,期間損益計算の必要性(第67回) |
6 | リース取引 | □ | 所有権移転外で資産計上する理由(第69回) |
7 | 資産除去債務 | □ | 資産除去債務の2つの処理方法(第67回) |
8 | 減損会計 | □ | 固定資産の減損と減損処理の説明(第65回) |
9 | 為替予約 | □ | |
10 | 退職給付引当金 | □ | 給付算定基準の説明(第68回) |
11 | 賞与引当金 | □ | 引当金繰入を費用計上する理由(第65回) |
12 | 剰余金の処分 | □ | |
13 | 自己株式の処理 | □ | |
14 | 新株予約権 | □ | |
15 | ストック・オプション | □ | ストック・オプションが費用認識される理由(第64回) |
上記論点については期中仕訳から決算整理仕訳まで一連の処理を確認するようにしておいてください。
そして、本試験において上記論点が出題され、基本レベルの問題と判断できたら、真っ先に解き、確実に部分点をもぎ取るようにしてください。
最後に,直前期ではどうしても焦りから,「とにかく問題集を回す」ということをしがちです。
この方法だけですと,「分かったつもりに」になってしまう恐れがあるため,時間を見つけては処理方法について,一度,「自分で説明してみる」ということもやってみてください。
それでは,試験が良い結果となるように,陰ながら応援しております!!!
【Profile】
平井孝道 ひらいたかみち
日商簿記検定1級合格、税理士試験2科目合格、公認会計士試験合格。
専門学校や大学で、簿記検定講座(3級~1級)や税理士講座(簿記論)、公認会計士講座(財務会計論・管理会計論)などの15年を超える指導キャリアをもつ。公認会計士試験合格後に、公認会計士事務所に入所し、地方公共団体の包括外部監査や一部上場企業の内部統制の構築と運営のコンサルティング、学校法人監査、社会福祉法人の経理システムの導入支援などに従事。