-過去問や模擬問題は、どのように解いていけばよいでしょうか?
テキストで基礎知識をマスターすれば、検定試験に合格できると思いますか?
答えは、“No”です。
2・3級の試験では、2時間で5題の問題について解答し、合格ラインである70点以上得点しなければなりません。
したがって、出題傾向を読み取って、制限時間内に効率的よく得点するトレーニングを積む必要があるのです。
そのトレーニングに有効なツールが、過去問・模擬試験問題です。
では、どのように活用していけばよいでしょうか?
Step1 過去問の問題ごとに集中的に解く!
日商簿記3級の試験は出題内容がおおむね一定しているといえます。
そこで、5回分程度問題ごとに集中的に解いて、本試験のレベルを実感するとともに出題形式に慣れるようにしてください。
その際に、本試験を見据えて時間をはかって解くようにしましょう。
以下は、3級の各問題の解答時間の目安です。
第1問 10分
第2問 15分
第3問 30分
第4問 15分
第5問 30分
日商簿記2級については、難しい問題が出題されることもありますが、第1問の仕訳問題や第4問・第5問の工業簿記については比較的安定した問題形式です。
以下は、2級の各問題の解答時間の目安です。
第1問 15分
第2問 20分
第3問 35分
第4問 20分
第5問 20分
なお、間違えた問題はしっかり復習しましょう。
Step2 本試験同様に時間をはかって1回分ずつ解く!
本試験に合格するには、2時間で問題を解答して70点以上得点しなければなりません。
そこで、5回分程度時間をはかって解いてみます。
その際、解く順番などいろいろ試して自分なりのスタイルを確立しましょう。
たとえば、第1問から第5問まで順番に解くだけでなく、出題傾向や配点から考えて、3級では「第1問→第3問→第5問→第2問→第4問」の順に、2級では「第1問→第4問→第5問→第2問→第3問」の順に解くのもよいでしょう。
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穂坂先生が執筆している『新・なるほど合格塾日商簿記3級(第2版)』は、以下の特徴があります。
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⑤本書は「すぐに役立つ」勉強法のコラムが充実!
3級を受験される方は、本書で上記の読み方を実践してみましょう!
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〈執筆者紹介〉
穂坂 治宏(ほさか・はるひろ)
税理士 受験指導に情熱を燃やすカリスマ講師
これまで簿記論・財務諸表論の合格者を多数輩出。主な著書に『新なるほど合格塾 日商簿記3級』『同・2級商業簿記』『同・2級工業簿記』(中央経済社)、『税理士財務諸表論 穂坂式つながる会計理論』(ネットスクール)などがある。