つぶ問3-4(簿記論)―ソフトウェア

つぶ問で合格

「つぶ問」は、『会計人コース』2018年9月号~2019年8月号の連載「税理士試験 独学合格プロジェクト」簿記論・財務諸表論に連動してTwitterで週1回配信した問題です。「粒ぞろいな問題」を「つぶやく」ことから、「つぶ問」とネーミングしました。
合格には、勉強をしない日を作らないことと、スキマ時間を活用することが大切です。「つぶ問」は簿・財それぞれ平日1問ずつ更新していきますので、ペースメーカーとしてご活用ください<1‐1~11‐4(最終)>。

【問題】
当社のX5年度(X5年4月1日から開始する1年間)における以下の〔資料〕に基づいて,当期の財務諸表に計上される①ソフトウェア,②ソフトウェア償却および③研究開発費の金額を,それぞれ答えなさい。

〔資料〕
1.決算整理前残高試算表に計上されているソフトウェアの勘定残高の内訳は次のとおりであった。いずれも自社利用のソフトウェアであり,その利用による将来の費用削減が確実と認められる。償却期間は5年であり,必要に応じて月割計算を行っている。

名 称 利用開始時期 前期末帳簿価額
販売システム X2年12月1日 1,120,000円
会計システム X0年10月1日 135,000円

2.当社は自社で制作したソフトウェアAの市場販売を計画している。X5年度末をもってソフトウェアAの開発フェーズは終了しており,X6年度期首から製品としてのソフトウェアAの製造に着手する予定である。X5年度中にソフトウェアAの製品マスターに関して生じた支出は下記の通りであった。

(1)最初にソフトウェアAの製品性を判断できるようになった製品マスター(ver.0)の制作に要した支出:2,000,000円
(2)製品マスター(ver.0)について生じたバグ取り作業に要した支出:250,000円
(3)製品マスター(ver.0)の操作性を向上させるため(著しいものとは認められない)の作業に要した支出:500,000円


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