理論征服の救世主『会計法規集』の読み方・使い方①


Q2 『会計法規集』って誰に役立つの?

A 『会計法規集』は以下の方々の必携書です!

◆会計学(財務会計)の学習、会計士・税理士・簿記等の資格試験を受験される方
→会計基準、法令等の原文を読むことにより、内容の理解が進みます!
→テキストを読んで丸暗記するよりも記憶に残り、かえって効率的な学習ができます!

◆実務家の方(経理担当者・税理士・会計士等)
→通常の処理等はもちろん、未知・複雑な事案に直面した際、会計基準等の原文は強力な味方になります!

資格試験合格者に本書の学習と実務への役立ちを聞いてみました。

● 公認会計士試験合格者Aさん
 (大手監査法人勤務2年目)

「会計士試験の短答式では、会計基準等の内容をそのまま問われることも多く、直前期までに重要な点をテキスト・答練などでポイントをチェックしておき、直前期は重点的に読み込んでいました。

また論文式では、会計基準の内容(特に結論の背景)を踏まえ自分なりにまとめていかなければならず、法規集の原文を読み込んで理解することは必須ですね。

現在実務を行う際、法人のマニュアルもありますが、マニュアルにはない問題に直面することも多く、そうした場合は、会計基準や法令の原文とその趣旨を手がかりに実務を行っています。IFRSの原文を英語で読めるようになることが当面の目標ですね。」

● 税理士試験合格者Bさん(会計事務所勤務3年目)

「税理士、会計士、経理担当者はAIの発達でなくなる職業とよくいわれますよね。確かに定型的な仕事はAIに取って代わられると思いますが、プロフェッショナルとしてさまざまな判断をしていく仕事はAIにはできず、これが今後求められるスキルだと思います。

そして、その判断の拠り所となるものの1つが、税法や会計基準等で、これを使いこなすことがこれまで以上に重要になると思います。

専門学校のテキストや理論集はよくまとまっていますが、頼りすぎると実務の世界に入ってから苦労します。原文を読むのは時間がかかり面倒ですが、内容をより深く理解でき、かえって「急がば回れ」ともいえるでしょう。特になかなか内容の理解が進まない方は、法規集等で原文の読み込むことをオススメします!」


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