つぶ問1-3(財務諸表論)-概念フレームワーク


「つぶ問」は、『会計人コース』2018年9月号~2019年8月号の連載「税理士試験 独学合格プロジェクト」簿記論・財務諸表論に連動してTwitterで週1回配信した問題です。「粒ぞろいな問題」を「つぶやく」ことから、「つぶ問」とネーミングしました。
合格には、勉強をしない日を作らないことと、スキマ時間を活用することが大切です。「つぶ問」は簿・財それぞれ平日1問ずつ更新していきますので、ペースメーカーとしてご活用ください<1‐1~11‐4(最終)>。

【問題】
討議資料「財務会計の概念フレームワーク」における包括利益と当期純利益の意義をそれぞれ述べたうえで,両者の関係を説明しなさい(250字程度)。

【解答】
包括利益とは,特定期間における純資産の変動額のうち,報告主体の所有者である株主,子会社の非支配株主,及び将来それらになり得るオプションの所有者との直接的な取引によらない部分をいう。また当期純利益とは,特定期間の期末までに生じた包括利益のうち,その期間中にリスクから解放された投資の成果であって,報告主体の所有者に帰属する部分をいう。したがって,(非支配株主に帰属する部分が無いとすれば)当期純利益の金額にリスクから解放されていない投資成果であるその他の包括利益を加えたものが,包括利益になるという関係にある。(254字)


固定ページ:

1

2

関連記事

ページ上部へ戻る