簿記・会計の受験経験が活かせる公務員！　「国税専門官」「財務専門官」という選択肢

お～久しぶりだね！　今回の公認会計士試験はどうだった？

そうか・・・。

いやいや。まだ若いんだから、次の試験にもチャレンジするんだろう？

もちろんあるよ。Ｋ子さんと同じ国税専門官・財務専門官試験だね。

いや、国税専門官・財務専門官など多くの公務員試験は、大学をすでに卒業していても、受験資格を満たしていれば受験できるんだ。

簡単にいうと、20代のうちは現役大学生と同じ試験を受けることが多いね。

たとえば、2021年度国税専門官・財務専門官試験は、1991年４月２日以降生まれの方にチャンスがあるよ。

そういうこと。

もちろん！

ただ、Ｋ士くんの場合は、勉強だけやればいいわけではないよ。

国税専門官・財務専門官にかぎらず、公務員試験は面接もあるんだ。

Ｋ士くんは、ここ２～３年以内にあったことで、面接で話せるエピソードはあるかな？

他には？

そうだよね。

ずっと公認会計士試験の勉強を頑張ってきたんだから。

ただ、公務員試験では、面接で自分をアピールできるエピソードを３つ以上用意できるかがポイントなんだ。

大丈夫。むしろ理想的！

そのとおり！

これまではたくさん勉強することが求められていたけれど、これからは違うよ。

公務員試験の勉強時間を確保したうえで、アルバイトやボランティアなどを始めてみるといいよ。

大丈夫！　国税専門官・財務専門官試験では、Ｋ士くんのような公認会計士や税理士の受験経験者は珍しくないんだ。会計や税の分野にアレルギーがない点は大きなアピールポイントになるよ。

注意しなきゃいけないのは、「公認会計士をあきらめて、仕方なく国税専門官・財務専門官に流れてきた」というニュアンスを出さないようにすることだね。

国税専門官・財務専門官のやりがい・社会的意義に、公認会計士以上の魅力を感じているかがポイントになるよ。

そのとおり！

まずは、業務説明会に参加したり、採用ホームページやパンフレットを見たりしていきましょう。

それはどうかな～。

現役大学生の場合、定期テストやレポート、ゼミなどに追われて、公務員試験対策の時間がとれなくなることも多いんだ。
そのぶんＫ士くんは時間の融通が利きやすいから、K子さんをすぐに追い抜くかもしれない。

ぜひ！　勉強を効率的に進めて、アルバイトやボランティアなどにも積極的に取り組むことが大事ですよ。

今すぐに勉強を始めて、合格しましょう！