連載 『会計士・税理士・簿記検定 財務会計のセンスが身につくプチドリル』(第229回)ー 企業会計原則・一般原則⑧


長島 正浩(茨城キリスト教大学教授)

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問題

企業の財政に(  ①  )を及ぼす可能性がある場合には,これに備えて適当に(  ②  ) をしなければならない。企業会計は,予測される将来の危険に備えて(  ③  )に基づく会計処理を行わなければならないが,過度に保守的な会計処理を行うことにより,企業の(  ④  )及び(  ⑤  )の(  ⑥  )をゆがめてはならない。

解答・解説

① 不利な影響
② 健全な会計処理
③ 慎重な判断
④ 財政状態
⑤ 経営成績
⑥ 真実な報告

*企業会計原則第一・六,注解【注4】
『「過度な保守主義」→「真実性の原則違反」,すなわち「健全な」≒「真実な」かな?』(桜井23版,67頁)

◎復習しましょう!
1.CF計算書
2.一株当たり当期純利益
3₋1.金融商品会計①‐⑦
3₋2.金融商品会計⑧‐⑭
3‐3.金融商品会計⑮‐⑳
4-1.棚卸資産会計①‐⑥
4-2. 棚卸資産会計⑦‐⑫
5‐1.収益認識会計①‐⑦
5₋2.収益認識会計⑧-⑫
6.リース会計①‐⑥
7.固定資産の減損①‐⑩
8.ソフトウェア会計①‐⑥
9.研究開発費会計①‐⑦
10.繰延資産①‐⑦
11.退職給付会計①‐⑥
12.資産除去債務①‐⑥
13.税効果会計①‐⑥
14.ストック・オプション会計と役員賞与(報酬)会計①‐⑧
15.自己株式①‐⑦
16.準備金の減少①‐⑥
17.純資産の部の表示①‐⑦
18.株主資本等変動計算書①‐⑤
19-1.企業結合会計①‐⑦
19-2.企業結合会計⑧‐⑫
20.事業分離会計①‐⑤
21.連結会計①‐⑥
22.外貨換算会計①‐⑤
23.過年度遡及会計①‐⑥
24.包括利益①‐⑤
25.概念FW①‐⑧
26-1.企業会計原則・一般原則①‐⑤
26-6.企業会計原則・一般原則⑥
26-7.企業会計原則・一般原則⑦

〈執筆者紹介〉
長島 正浩
(ながしま・まさひろ)
茨城キリスト教大学経営学部教授
東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。簿記学校講師,会計事務所(監査法人),証券会社勤務を経て,専門学校,短大,大学,大学院において非常勤講師として簿記会計や企業法を担当。その後,松本大学松商短期大学部准教授を経て,現在に至る。この間35年以上にわたり,簿記検定・税理士試験・公認会計士試験の受験指導に関わっている。

*本連載は,『会計人コース』2020年1月号付録『まいにち1問ポケット財表理論』に加筆修正したものです。


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