連載 『会計士・税理士・簿記検定 財務会計のセンスが身につくプチドリル』(第56回)ー 収益認識会計⑥


長島 正浩(茨城キリスト教大学教授)

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問題(空欄補充)

顧客と約束した対価のうち変動する可能性のある部分を( ① )という。契約において,顧客と約束した対価に( ① )が含まれる場合,( ② )の顧客への移転と交換に企業が権利を得ることとなる対価の額を見積る。( ① )が含まれる取引の例として,値引き,( ③ ),返金,インセンティブ,業績に基づく割増金,ペナルティー等の形態により対価の額が変動する場合や,返品権付きの販売等がある。

解答・解説

① 変動対価
② 財又はサービス
③ リベート

*収益認識会計基準50項,適用指針23項
”設例で押さえるのを癖にする”(桜井23版,130頁「設例6」)

◎復習しましょう!
1.CF計算書
2.一株当たり当期純利益
3₋1.金融商品会計①‐⑦
3₋2.金融商品会計⑧‐⑭
3‐3.金融商品会計⑮‐⑳
4-1.棚卸資産会計①‐⑥
4-2. 棚卸資産会計⑦‐⑫
第51回 収益認識会計①
第52回 収益認識会計②
第53回 収益認識会計③
第54回 収益認識会計④
第55回 収益認識会計⑤

〈執筆者紹介〉
長島 正浩
(ながしま・まさひろ)
茨城キリスト教大学経営学部教授
東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。簿記学校講師,会計事務所(監査法人),証券会社勤務を経て,専門学校,短大,大学,大学院において非常勤講師として簿記会計や企業法を担当。その後,松本大学松商短期大学部准教授を経て,現在に至る。この間35年以上にわたり,簿記検定・税理士試験・公認会計士試験の受験指導に関わっている。

*本連載は,『会計人コース』2020年1月号付録『まいにち1問ポケット財表理論』に加筆修正したものです。


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