【日商簿記3級・2級】電卓ってどう選ぶの? どう使うの?


簿記の勉強に必要不可欠な「電卓」。今回は、この電卓に関する初学者の素朴な疑問にお答えします。

-どんな電卓を選べばいいの?

電卓は、桁数の多いもの(できれば12桁)がよいでしょう。
手帳型のものは避け、やや大きめのものを選びましょう。

上位の簿記検定等もこの2つをクリアしていればOKです。
とりあえず2・3級という方も、大きめの12桁の電卓がよいでしょう。

メーカーによりキーの配置や機能の使い方などが異なります。
同じメーカーのものを使い続けて慣れることが最も大切です。

-どうすれば速く打てるようになるの?

電卓を打つスピードは速いにこしたことはありません。
しかし、簿記検定ではゆっくりでも正確に打つことの方が重要です。
電卓だけの練習に効果はありますが、同じ問題を反復する過程で自然と電卓はたくさん打つので、これで十分です。

実際に問題を繰り返し解く過程で身につけた実践的なスピード、合格に必要なのはそんなスピードです。

-打つのは右手? それとも左手?

電卓を打つのが右手か、左手かもよく話題になります。
筆記用具は右手、電卓は左手という方も少なくありません。

しかし、いずれかで実際のスピードはそれほど大きく変わりません
実際には問題を読み、状況を整理し、解法を考えるといった要素の方が解答スピードには影響するからです。

右、左どちらで打つにせよ、スタンスを決めて多くの問題を繰り返し解くことが合格への近道といえます。

〈執筆者紹介〉
穂坂 治宏(ほさか・はるひろ)
税理士 受験指導に情熱を燃やすカリスマ講師
これまで簿記論・財務諸表論の合格者を多数輩出。主な著書に『新なるほど合格塾 日商簿記3級』『同・2級商業簿記』『同・2級工業簿記』(中央経済社)、『税理士財務諸表論 穂坂式つながる会計理論』(ネットスクール)などがある。


関連記事

ページ上部へ戻る