【新春特別インタビュー】受験生が断捨離すべき3つとは?


3 これから廃止される事項・実務ではない事項は、勉強しなくていい?(これから廃止される、もしくは実務で行っていない論点の断捨離)

――廃止される論点、実務で行われていない論点は、勉強しなくてよいでしょうか?

よく聞かれるのが、「2021年割賦販売の回収基準とかもういらないですよね!?」という確認。廃止はされますが、今は出せますからね。売上の認識にかかわる論点は重要です。返品調整引当金・ポイント引当金なんかももう不要なのではと思われがちですが、そのあたりも含めて会計人コース3月号(2月上旬発売予定)の記事にまとめていますので、ぜひお読みください。

ちなみに、私が教える受験生には、経理や会計事務所で働く人も多いのですが、よく「分記法とか総記法とか、実務では使わないのにいるのですか?」と聞かれます。
これは、試験と実務の違いですね。
「財表理論って実務に必要なんですか」と聞かれることもあります。

――実務に出ないから試験には出しませんってことはないですよね・・・・・・

そうですね。
試験委員が求めているのは、税理士・会計士としてのベースとなる部分ですから。
会計ソフトが扱えれば万事OKというわけにはいかないんです。
実務で出ない、イコール不要な知識というわけではないのです。
そこがわかって諦めたとき、受験勉強がはじまると言っても過言ではないのかな(笑)。

――税理士や会計士としての教養ということですね。どうもありがとうございました。


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