【連載】会計脳を鍛えるミニテスト20<第14回>


奥山結紀(公認会計士)

<連載のねらい>
簿記検定・会計士・税理士試験をクリアする、また実務を行うには、一定量の知識は必要不可欠です。しかし、レベルアップするほど範囲が広くなり、応用的な論点も増えるため、単なる暗記による知識だけで乗り切ることは難しいでしょう。
では、どうすればよいでしょうか?
本連載では、やさしいレベルではあるものの、「なぜそうなるのか?」を考えなければ解答できないような問題を用意しました。受験・実務を問わず、理解を重視するきっかけにしていただければ幸いです。
・本連載「プロローグ」はコチラ

問題

仲間はずれはどれでしょう?

①貸借対照表

②損益計算書

③株主資本等変動計算書

④CF計算書

解答

④/③/①

解説

いわゆる「財務3表」は、貸借対照表(BS)、損益計算書(PL)、キャッシュ・フロー計算書(CS)です。
そのため、③株主資本等変動計算書(SS)が仲間はずれになります。
一定期間を対象とするか一定時点を対象とするかという点では、①BSは一時点のみを対象としています。
会社法の計算書類では、④CSは作成書類としていません。

今回は多くの解が考えられる問題でした。皆さんはいくつの答えを出せましたか?

【執筆者紹介】
奥山結紀(おくやま ゆうき)

公認会計士
2003年公認会計士第2次試験合格後、約2年の事業会社勤務を経て、大手監査法人勤務。ロンドン駐在やフォレンジック部門(不正調査など)も経験。一般事業会社に転職ののち独立。
X(旧Twitter:@CPA_YukiOkuyama)では、主に会計に関する情報を発信。フォロワーとの交流を楽しんでいる。


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