連載 『会計士・税理士・簿記検定 財務会計のセンスが身につくプチドリル』(第169回)ー 企業結合会計⑤


長島 正浩(茨城キリスト教大学教授)

*連載のねらいはこちら!

問題

企業結合における「支配」および「取得」とは何か?

解答・解説

支配とは,ある企業又は企業を構成する事業の活動から便益を享受するために,その企業又は事業の財務及び経営方針を左右する能力を有していることをいう。
取得とは,ある企業が他の企業又は企業を構成する事業に対する支配を獲得することをいう。

*企業結合会計基準7項,9項
『100%支配を受ける親子関係を築くのに利用される “株式交換” “株式移転” は取得となり,“企業結合”に該当する』(桜井23版,269頁)

◎復習しましょう!
1.CF計算書
2.一株当たり当期純利益
3₋1.金融商品会計①‐⑦
3₋2.金融商品会計⑧‐⑭
3‐3.金融商品会計⑮‐⑳
4-1.棚卸資産会計①‐⑥
4-2. 棚卸資産会計⑦‐⑫
5‐1.収益認識会計①‐⑦
5₋2.収益認識会計⑧-⑫
6.リース会計①‐⑥
7.固定資産の減損①‐⑩
8.ソフトウェア会計①‐⑥
9.研究開発費会計①‐⑦
10.繰延資産①‐⑦
11.退職給付会計①‐⑥
12.資産除去債務①‐⑥
13.税効果会計①‐⑥
14.ストック・オプション会計と役員賞与(報酬)会計①‐⑧
15.自己株式①‐⑦
16.準備金の減少①‐⑥
17.純資産の部の表示①‐⑦
18.株主資本等変動計算書①‐⑤
19-1.企業結合会計①
19-2.企業結合会計②
19-3.企業結合会計③
19-4.企業結合会計④

〈執筆者紹介〉
長島 正浩
(ながしま・まさひろ)
茨城キリスト教大学経営学部教授
東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。簿記学校講師,会計事務所(監査法人),証券会社勤務を経て,専門学校,短大,大学,大学院において非常勤講師として簿記会計や企業法を担当。その後,松本大学松商短期大学部准教授を経て,現在に至る。この間35年以上にわたり,簿記検定・税理士試験・公認会計士試験の受験指導に関わっている。

*本連載は,『会計人コース』2020年1月号付録『まいにち1問ポケット財表理論』に加筆修正したものです。


関連記事

ページ上部へ戻る