【会計人ペディア】ビジネス会計検定試験ってどんな試験?


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「会計人コースWeb」では、簿記検定や税理士試験、公認会計士試験など、“会計系資格”の受験に役立つ情報を提供しています。
この「会計人ペディア」は、読者の皆さんの「そもそも○○って何だろう?」という“ちょっとしたギモン”に応えるコーナーです。
これまでの取材や蓄積されてきた情報をもとに、編集部が率直にお答えします!
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ビジネス会計検定試験で数字に強くなる!

ビジネス会計検定試験は、大阪商工会議所が主催する、3級と2級が2007年に、1級が2010年にスタートした、比較的新しい検定試験です。

会計分野の検定試験といえば簿記検定が有名ですが、簿記検定が、日々の取引を記録し、仕訳などを通じて財務諸表を作成する能力が問われるのに対し、ビジネス会計検定試験は、会計基準や法令を理解し、財務諸表を分析して企業の経営状況を把握する能力が問われます。

どちらがよいというものではなく、簿記検定は「作る力」、ビジネス会計検定試験は「読む力」と、相互補完的な関係にあるとイメージしてください。

ビジネスの現場では、経理などの専門部署以外でも財務諸表を読み解く力が求められ、数字に強いことがキャリアアップに必要な条件になりつつあります。

ビジネス会計検定試験の学習を通してスキルアップを推奨する企業も増えており、年々注目度が高まっている、いま人気の検定試験です。

受験申込者数の推移

3級

2018年  9,057人
2019年 10,451人
2020年 10,681人

2級

2018年 4,871人
2019年 5,418人
2020年 5,176人

1級

2018年 299人
2019年 302人
2020年 306人

※ 2020年は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、受験地・級ごとに受験申込者数の定員が設けられました。

実際のところ、どう役に立つの?

ビジネス会計検定試験の公式サイトでは、「あらゆるビジネスパーソンの仕事に活きる!」と紹介されていますが、社会人だけでなく学生にもおススメできる検定試験です。

では、ビジネス会計検定試験の学習を通じて身につけた知識やスキルは、実際どういった場面で役に立つのでしょうか? ビジネスパーソン・学生それぞれの立場で見てみましょう。

ビジネスパーソンにとっての役立て方

・取引先の財務諸表から経営状況を分析できれば、突然の倒産や債権の未回収に伴うリスクを予測し、早期に対応することができる

・投資案件について具体的な数字を根拠に評価ができるようになる

・自社の財務諸表から経営課題や将来性を読み解くことができる

・数字で考え、説明できれば説得力が高まる

・株式投資をする際の「儲かる会社」「儲からない会社」の判断に役立つ

学生にとっての役立て方

・新聞や雑誌の経済・経営記事への理解が深まる

・就職活動の際、安定性や将来性を踏まえての企業選びができるようになる

何級からでも受験できる!

ビジネス会計検定試験は、3級・2級・1級と3つのレベルが設けられています。

簿記の基本である仕訳の知識がなくても試験に臨むことができ、希望の級から受験が可能、また、連続する2つの級を同日に受験することもできます。

ただし、上位級は下位級の知識を前提とし、下位級のテキストの内容も含まれます。

3級

想定受験者:一般企業の社員や学生など

施行形式:年2回(10月と3月)の公開試験

受験資格:学歴・年齢・性別・国籍に制限なし

問題形式:マークシート方式

試験時間:2時間

合格基準:100点満点で、70点以上の得点

受験料:4,000円+税

2級

想定受験者:一般企業の管理職、経営者、経理担当者など

施行形式:年2回(10月と3月)の公開試験

受験資格:学歴・年齢・性別・国籍に制限なし

問題形式:マークシート方式

試験時間:2時間

合格基準:100点満点で、70点以上の得点

受験料:6,000円+税

1級

想定受験者:経理財務管理職、財務担当役員など

施行形式:年1回(3月)の公開試験

受験資格:学歴・年齢・性別・国籍に制限なし

問題形式:マークシート方式と論述式

試験時間:2時間30分

合格基準:200点満点で、論述式50点以上かつ全体で140点以上の得点

受験料:10,000円+税

※ 2015年度実施の第18回検定試験より、1級受験者の幅広い活躍を支援するため、不合格者の得点上位者は1級合格に準じ「準1級」として認定されています。

合格率は?

気になる合格率は以下のとおりです。

【2020年3月実施の第26回試験】
3級…62.5%
2級…54.3%
1級…19.7%

1級はかなりの難関試験ですが、3級と2級は比較的合格しやすい試験といえるでしょう。

各級ではどんな内容を学習するの?

3級

〈到達目標〉

会計の用語、財務諸表の構造・読み方・分析等、財務諸表を理解するための基礎的な力を身につける。

〈出題範囲〉

(1) 財務諸表の構造や読み方に関する基礎知識

(2) 財務諸表の基本的な分析

2級

〈到達目標〉

企業の経営戦略や事業戦略を理解するため、財務諸表を分析する力を身につける。

〈出題範囲〉

(1) 財務諸表の構造や読み方、財務諸表を取り巻く諸法令に関する知識

(2) 財務諸表の応用的な分析

1級

〈到達目標〉

企業の成長性や課題、経営方針・戦略などを理解・判断するため、財務諸表を含む会計情報を総合的かつ詳細に分析し企業評価できる力を身につける。

〈出題範囲〉

(1) 会計情報に関する総合的な知識

(2) 財務諸表を含む会計情報のより高度な分析

以上で、ビジネス会計検定試験の概要はイメージできましたか? 興味をもたれた方は、自分が現在置かれている状況や将来の目標を踏まえ、何級にチャレンジするかをぜひ考えてみてください♪


ビジネス会計検定試験も他の検定・資格試験同様、テキストを読むインプット中心の学習だけでなく、問題集や過去問などのアウトプットの演習が不可欠です。

おススメの教材は、大阪商工会議所[編]の『公式テキスト』と『公式過去問題集』です。

検定主催者が編集に携わっている安心感に加え、定期的な改訂の際に内容面のブラッシュアップを図っているため、非常に使いやすいものに仕上がっています。

本試験では、公式テキストの内容とそれを理解したうえでの応用力が問われますが、公式テキストと公式過去問題集を用いることで、合格する力が短期間で効率的に身につきます。

ビジネス会計検定試験 公式テキスト 3級〈第4版〉


編 者:大阪商工会議所
定 価:1,760円(税込)
発行日:2019年3月22日
頁 数:244頁
▶購入はコチラから

ビジネス会計検定試験 公式過去問題集 3級〈第4版〉


編 者:大阪商工会議所
定 価:1,760円(税込)
発行日:2019年3月22日
頁 数:232頁
▶購入はコチラから

ビジネス会計検定試験 公式テキスト 2級〈第5版〉


編 者:大阪商工会議所
定 価:2,310円(税込)
発行日:2020年3月25日
頁 数:352頁
▶購入はコチラから

ビジネス会計検定試験 公式過去問題集 2級〈第4版〉


編 者:大阪商工会議所
定 価:1,980円(税込)
発行日:2020年3月25日
頁 数:244頁
▶購入はコチラから

ビジネス会計検定試験 公式テキスト 1級


編 者:大阪商工会議所
定 価:3,520円(税込)
発行日:2018年8月24日
頁 数:432頁
▶購入はコチラから

ビジネス会計検定試験 公式過去問題集 1級〈第3版〉


編 者:大阪商工会議所
定 価:2,640円(税込)
発行日:2019年9月2日
頁 数:176頁
▶購入はコチラ


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