【1日1問!〇×会計クイズ】現金預金・金融商品⑧


加藤大吾
(公認会計士・税理士)

公認会計士試験(短答式)の財務会計論の計算&理論のレベルを想定した○×問題を、2021年5月の本試験まで毎日(月~金)出題! 

もちろん税理士試験の簿記論・財務諸表論、日商簿記1級の対策にも使えます。

○×問題

その他有価証券として保有するF社株式について、その他資本剰余金を財源とする配当500円を現金で受け取った。

(借)現金 500 
 (貸)受取配当金 500

解 答

×

その他資本剰余金を財源とした配当を受け取った場合は、投資有価証券を減額する。

(借)現金 500
 (貸)投資有価証券 500

解 説

根拠となる適用指針:企業会計基準適用指針第3号「その他資本剰余金の処分による配当を受けた株主の会計処理」

3. 株主が資本剰余金の区分におけるその他資本剰余金の処分による配当を受けた場合、配当の対象となる有価証券が売買目的有価証券である場合を除き、原則として配当受領額を配当の対象である有価証券の帳簿価額から減額する

その他資本剰余金は払込資本であり、それを財源として配当した場合は、投資した金額の払い戻しと考えられるため、投資有価証券の帳簿価額を減額します。なお、売買目的有価証券については、仮に帳簿価額を減額しても、当期末に時価評価され、評価差額が当期の損益とされるため、受取配当金(または有価証券運用損益)として処理します。

〈執筆者紹介〉
加藤 大吾(かとう・だいご)
早稲田大学大学院会計研究科非常勤講師・公認会計士
2003年早稲田大学政治経済学部経済学科卒。2005年公認会計士登録。東京CPA会計学院にて公認会計士講座(簿記)・日商簿記検定講座の講師業務の傍ら、監査法人にて監査業務にも従事。2015年より早稲田大学大学院会計研究科非常勤講師。著書に『税理士試験 簿記論・財務諸表論 総合問題なるほど解法ナビ』(中央経済社)がある。


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