イメージでつかむ「会計基準」:継続性の原則とは


第18回 継続性の原則2-決めたことを何度も変えると信頼度は低くなる

本連載は、『会計人コース』2018年9月号 別冊付録『イメージで学ぶ「会計基準」』を 編集部で加工・再編集したものです。バックナンバーはこちらからご購入ください。

「5kg減量する」という目標を設定したとしましょう。

この目標を変更せずに継続して挑戦している人と、「5kgは難しそうだから、4kgの減量に変えよう」と目標を変更した人がいたとします。

そしてその目標を変更した人は、「やっぱり2kgにしよう!」と、さらに目標を変えたとしましょう。

みなさんは、どちらの方が決心が強いと感じますか? それは1度目標を決めたら、目標に向かって継続してダイエットした人のほうが決心が強いと感じますよね。

同様に、一度決めた経営理念をすぐに変更するような経営者は、株主からすると信頼しにくいですよね。

ここでは、継続性の原則の必要性について覚えておきましょう。

毎期継続して同じ会計処理の原則や手続を適用した場合、前年度と当年度といったように、財務諸表の期間比較をすることができます。
つまり、より有用性のある会計情報を利害関係者に提供することができます。

また、経営者がその期によって会計処理の原則や手続きを変更して、利益を操作するといったリスクを排除することも可能となり、信頼性を確保することができます。

たとえば台風が発生した際に、今後の進路予測は有用な情報ですよね。進路を予測してその結果どうだったかというデータは確実で信頼のおけるデータです。台風に関するデータを同じ方法によって継続して記録していくことで、昨日と今日、今日と明日といった比較ができるようになります。

ちなみに、余談になりますが、筆者は学生時代体重が130キロ以上あり、現在は80キロ前後までダイエットしました。これも決めた目標を変えず継続した結果だと思います。


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