イメージでつかむ「会計基準」


「つぶ問」は、『会計人コース』2018年9月号~2019年8月号の連載「税理士試験 独学合格プロジェクト」簿記論・財務諸表論に連動してTwitterで週1回配信した問題です。「粒ぞろいな問題」を「つぶやく」ことから、「つぶ問」とネーミングしました。
合格には、勉強をしない日を作らないことと、スキマ時間を活用することが大切です。「つぶ問」は簿・財それぞれ平日1問ずつ更新していきますので、ペースメーカーとしてご活用ください<1‐1~11‐4(最終)>。

第14回 資本取引・損益取引区分の原則2

株主から受け取ったお金(元手)と儲けを一緒にしてしまうと、どんな不都合が起こるでしょうか?
元手と儲けを一緒にしてしまうと、営業をしていくら儲かったのかがわからなくなります。

元手がわからなくなると、儲けの金額を具体的に示すことができませんので、元手(の金額)を(わかったままの状態に)維持して、いくら儲かったのかを明確にすることが報告をするうえで重要な要素となります。

もう少し詳しく説明していきましょう。つまり、資本は維持拘束が必要ということです。 資本取引と損益取引を区別することで、株主から拠出された資本(払込資本)を維持しながら運用します。それによって、どれだけの成果(利益)をあげたかという、適正な期間利益を計算することができます。

また、資本と利益を混同してしまうと、成果を示す利益が明瞭に表示されません。その結果、企業の財政状態や経営成績を適正に示すことができなくなります。

さらに資本と利益を混同すると、維持すべき資本が税金の支払い等で外部に流出してしまい、企業の継続性が保てなくなる可能性もあります。


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