【連載】会計脳を鍛えるミニテスト20<第6回>


奥山結紀(公認会計士)

<連載のねらい>
簿記検定・会計士・税理士試験をクリアする、また実務を行うには、一定量の知識は必要不可欠です。しかし、レベルアップするほど範囲が広くなり、応用的な論点も増えるため、単なる暗記による知識だけで乗り切ることは難しいでしょう。
では、どうすればよいでしょうか?
本連載では、やさしいレベルではあるものの、「なぜそうなるのか?」を考えなければ解答できないような問題を用意しました。受験・実務を問わず、理解を重視するきっかけにしていただければ幸いです。
・本連載「プロローグ」はコチラ

問題

仲間はずれはどれでしょう?

①土地

②建物

③機械装置

④車両運搬具

解答

解説

すべて有形固定資産なのですが、土地だけは減価償却をしません。時の経過によって価値が減少しないため、基本的には取得金額のまま据え置かれます。
その他の項目は減価償却資産という意味で仲間です。その資産の使用期間にわたってその取得金額を徐々に費用化していきます。
なお、消費税区分の観点についてはもう少し情報がないと判断が難しいところです。

【執筆者紹介】
奥山結紀(おくやま ゆうき)

公認会計士
2003年公認会計士第2次試験合格後、約2年の事業会社勤務を経て、大手監査法人勤務。ロンドン駐在やフォレンジック部門(不正調査など)も経験。一般事業会社に転職ののち独立。
X(旧Twitter:@CPA_YukiOkuyama)では、主に会計に関する情報を発信。フォロワーとの交流を楽しんでいる。


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