連載 『会計士・税理士・簿記検定 財務会計のセンスが身につくプチドリル』(第6回)ーCF計算書①‐⑤の復習


長島 正浩(茨城キリスト教大学教授)

Q1(空欄補充)
「キャッシュ・フロー計算書」は,一会計期間における(  ①  )の状況を一定の活動区分別に表示するものであり,(  ②  )及び(  ③  )と同様に企業活動全体を対象とする重要な情報を提供するものである。なお,国際的にもキャッシュ・フロー計算書は(  ④  )の1つとして位置付けられている。

A
① キャッシュ・フロー
② 貸借対照表
③ 損益計算書
④ 財務諸表
*連結CF計算書等の作成基準の設定に関する意見書,二「CF計算書の位置付け」
 『キャッシュは嘘つかない』

Q2 キャッシュ・フロー計算書の表示区分名を3つ答えなさい。

A 
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
*連結CF計算書等作成基準,第二,二「表示区分」1
 『財務活動とは資金調達活動のこと』

Q3 直接法による表示方法の長所と短所は?

A
長所
:営業活動に係るキャッシュ・フローが総額で表示される点。
短所:主要な取引ごとにキャッシュ・フローに関する基礎データを用意することが必要であり,実務上手数を要する点。
*桜井23版,112頁
 『実務上は間接法が多く採用されている』

Q4 利息および配当金の2通りの表示区分方法とは?

A
第1法:損益の算定に含まれる受取利息,受取配当金及び支払利息は「営業活動によるキャッシュ・フロー」の区分に,損益の算定に含まれない支払配当金は「財務活動によるキャッシュ・フロー」の区分に記載する方法。
第2法:投資活動の成果である受取利息及び受取配当金は「投資活動によるキャッシュ・フロー」の区分に,財務活動上のコストである支払利息及び支払配当金は「財務活動によるキャッシュ・フロー」の区分に記載する方法。
*連結CF計算書等作成基準,第二,二,3
 『支払配当金だけは「財務活動」の区分で決まり!』

Q5 営業活動によるキャッシュ・フローの直接法と間接法の表示とは?

A

*連結CF計算書等作成基準,注7,様式1・2 
 『どちらも小計は同じ金額である』

〈執筆者紹介〉
長島 正浩
(ながしま・まさひろ)
茨城キリスト教大学経営学部教授
東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。簿記学校講師,会計事務所(監査法人),証券会社勤務を経て,専門学校,短大,大学,大学院において非常勤講師として簿記会計や企業法を担当。その後,松本大学松商短期大学部准教授を経て,現在に至る。この間35年以上にわたり,簿記検定・税理士試験・公認会計士試験の受験指導に関わっている。

*本連載は,『会計人コース』2020年1月号付録『まいにち1問ポケット財表理論』に加筆修正したものです。


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