この夏読みたい会計・税務関係の課題図書⑨ーー税理士・山田典正先生が受験生・ビジネスパーソンにおすすめする3冊!


山田典正(税理士・アンパサンド税理士法人代表)

おすすめ冊目ーー私が最も好きなビジネス書

私自身の最も好きなビジネス書と聞かれると必ずこれを答えます

1859年に発刊されたベストセラーで累計100万部以上売れている書籍です。

序文の「天は自ら助くる者を助く」という言葉は非常に有名。世界中の成功者たちの言葉や生き方などが描かれていて、納得感がある言葉やエピソードが多く、個人的には世界的名著であるカーネギーの『人を動かす』よりも影響が強いです。

端的に言うと、今の状況や環境に不平不満があったとしても、周りに変化を期待しても勝手に状況が好転することはなく、自らの状況を好転させることが出来るのは自分自身であるという趣旨の内容。結局は自分を助けられるのは自分自身だけ、自らを奮い立たせることが出来る名著だと思います。

おすすめ2冊目ーー税理士として仕事をする上で役立つ本

裁判官の印象を変えて訴訟で勝つための文章の作り方に長けている木山先生の良著です。

もちろん私が実際に裁判所で書面を提出することはありませんが、この書籍には税理士の実務の中でも非常に必要である文章のノウハウが詰め込まれています。

本書で『わたしは法律家の力のみなもとは文章だと思っています』と記していますが完全に同意します。

税法の取扱いを整理してクライアントに説明する時、クライアントより複雑な取引について税務の相談を受けて見解を論理的に説明しなければならない時、場合によっては税務署との折衝をしなければならない時など、文章は大きな力を発揮します。

この書籍は、読みやすい文章、わかりやすい文章、論理的な文章、読み手の心を動かす文章、訴訟で勝つための文章、という章から構成されています。

相手に伝えるための文章を書くためのノウハウが詰まっています。税理士という仕事をするうえでは必ず役に立つ知識だと思います。文章に自信がないという方、文章に自信はあるがノウハウが確立していない方、には特におすすめします。

*A5判 / 240頁 定価:2,200円(税込)

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おすすめ3冊目ーーAI時代の士業戦略を考える本

私自身が経営心理士という資格を勉強させていただいていますが、その講座の主催・講師をされている藤田さんの書籍です。

藤田さんは公認会計士の方で監査法人トーマツで会計士として経験を積まれながら、独立されてから心理学のアプローチからのコンサルティングを確立されて、そのノウハウを経営心理士という資格で教えていただいています。

この書籍はその中でも士業の戦略に特化した内容になっており、AI時代に士業が求められる仕事・事業戦略、経営参謀としての士業の役割、可能性をさらに広げるビジネス展開、マーケティング戦略・組織戦略・意識戦略と言った幅広い内容についてまとめられている書籍です。

比較的初心者向けの内容であると思いますので、ビジネスや経営の経験がまだ少ない方が読まれると非常に学びが多い内容になっているのではないかと思います。また経験豊富な方であっても、改めて全般的な知識の整理や過去の経験を体系的に整理するという意味でもおすすめです。

【執筆者紹介】

山田典正(やまだのりまさ)

大学を卒業後に税理士試験に専念した後、平成20年1月に都内大手税理士法人に就職。 個人や中小同族会社の税務相談や経営周り全般の相談から大手上場企業の税務相談まで幅広い分野で活躍。事業承継、組織再編、連結納税、国際税務、事業再生と多岐に渡るコンサルティング実績がある。また、相続申告業務についても多数の実績を有する。
平成27年1月 山田典正税理士事務所として独立。独立後も、補助金支援において創業補助金採択、ものづくり補助金採択の実績を有し、生産性向上設備投資促進税制の申請支援、資金調達支援、事業承継支援、上場企業の税務顧問等、多数の実績を有する。
平成30年1月、社名をアンパサンド税理士事務所に変更
令和元年10月、アンパサンド税理士事務所より組織変更

ホームページ https://ampersand-tax.jp/

Twitter @nyamadampersand


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