税理士・会計士・日商1級 絶対落とせない財表理論45ー第2回 棚卸資産②


村上翔一(敬愛大学准教授)

☆連載のねらいとスケジュールはこちら

問題

棚卸資産はその物量等が減少することで費用化される。この費用化の手続きを( ア )と呼ぶ。これにより収益獲得に貢献した資産が費用化され、( イ )を行うことが可能となる。棚卸資産の場合、主に販売時に費用化され、数量と単価の側面から把握される。

解答・解説

ア 原価配分(費用配分)
イ 適正な期間損益計算

連続意見書第四、第一・二・1
実現収益に対応する費用額を処理することによって適正な期間損益計算を行うことができる。

◎復習しましょう!(バックナンバー)
第1回 棚卸資産①

【執筆者紹介】
村上 翔一
(むらかみ しょういち)
明治大学大学院経営学研究科博士後期課程修了(博士(経営学))。明治大学専門職大学院会計専門職研究科教育補助講師、敬愛大学専任講師を経て現在敬愛大学経済学部准教授。
<主な論文>
「保有者における電子マネーの会計処理」『簿記研究』(日本簿記学会)第2巻第1号、2019年(日本簿記学会奨励賞)
「ICOに関する会計処理」『敬愛大学研究論集』第98号、2020年
「ブロックチェーン技術の進展と簿記」『AI時代に複式簿記は終焉するか』(岩崎勇編著)、税務経理協会、2021年
「コンセンサス・アルゴリズムの観点に基づく暗号資産の会計処理―マイニング、ステーキング、ハーベスティングの理解を通じて―」『敬愛大学研究論集』第100号、2021年 他

*本連載は、会計人コース2019年11月号「特集:勉強したくなる「習慣化」のススメ 7日間理論ドリル」を大幅に加筆修正したものです。


関連記事

ページ上部へ戻る