【会計士合格体験記】学生時代の夢に再チャレンジ! 「効率」を最大化し、地方公務員として働きながら合格


中田 大地
(地方公務員、26歳(合格発表時点))

合格時期:短答…2021年5月/論文…2021年8月
学習スタイル:専門学校(CPA会計学院・通信)

公認会計士を目指したきっかけ

大学卒業後、大手スポーツメーカーに就職し、営業として東北地方を回るなかで、少子高齢化や地方都市の衰退など、日本社会が抱える課題を実感する機会が多くありました。

直接の担当ではなかったものの、実際に倒産してしまう得意先も目の当たりにし、次第に日本の将来に強い危機感を抱くようになりました。

こうした問題の根底には、経済の停滞があるのではないかと考え、学生時代に一度は断念した、「経済界最高峰の資格」ともいわれる公認会計士を目指すことを決意しました。

また、安定的に勉強時間を確保する目的と、法令や基準に沿った仕事で公認会計士との親和性も高いのではないかという考えから、地方公務員に転職しました。

公認会計士は、独占業務である監査に限らず、会計や経営に関する専門的な知識を活かしてM&Aに携わるなど、活躍できるフィールドが広く、かつビジネスの裏側や最先端に迫ることのできる魅力的な資格だと感じています。

社会人だからこそ、カリキュラムに沿ってメリハリをつける

まずはCPA会計学院の講師の方と相談し、“2年半で確実に合格する”計画を立てました。限られた時間しか確保できないとはいえ、期限を決めずに学習すればメリハリがつかなくなり、モチベーションの維持も難しくなると考えたからです。

ただし、計画はあくまで計画であり、目的を達成するための手段にすぎないので、あまり時間をかけすぎず、基本的には予備校のカリキュラムどおりに進めました。

新型コロナウイルスの影響で、当初受験しようと思っていた2020年12月の短答式試験が中止になった際も、講師の方々がすばやくカリキュラムを作り直してくださったので、焦らずに対処することができました。

また、私は通信で受講していました。自らの業務の都合に合わせて受講することができ、スマートフォンやタブレットを活用することで、場所にもとらわれずに学習できると考えたからです。偶然ではありますが、新型コロナウイルスが蔓延するなかでも、スタイルを変えずに学習を続けることができました。

仕事と受験を両立させた2つの方法

①時間を生み出すこと、②時間あたりの効率を最大化すること、を意識していました。

①は、通勤時間や昼休憩は講義の視聴にあて、スマートフォンやタブレットに複数の講義をダウンロードして持ち歩いていました。また、起床を1時間早めて早朝の学習時間を確保しました。

②は、人間の集中力について科学的に書かれた書籍の情報をもとに、そのときどきの集中力に応じて学習する内容を使い分けていました。平日は出勤前の早朝を「新しい内容に取り組む時間」とし、疲労で頭の働かない仕事後を「復習の時間」に充てる、などです。また、眠気を感じたときは無理せず15分ほど眠る、1時間学習したら5分休憩するなど、集中力を高く保つ工夫をしていました。

ほかにも、思い切って頻出の論点に絞って学習するなど、直前期には時間あたり点数のコストパフォーマンスの観点も意識していました。

モチベーションを維持する「仕組み」づくり

私の場合は通信かつ社会人ということもあり、周囲に受験仲間がいなかったので、モチベーションを維持することが一番大変だったように思います。信頼する友人や家族に話すことで、応援してもらったり、助けてもらったりすることができたので、モチベーションが下がったときには、正直に話してもいいのかもしれません。

とはいえ、精神力だけに頼るのは難しいので、以下の3つの方法で仕組み化も行いました。

①スマートフォンの1日あたりの使用時間制限
②学習時間の記録
③睡眠時間の確保

①は、ネットサーフィンやゲームなどに時間を取られてしまうのを防ぐため、アプリを使って1日あたりの使用時間を制限しました。少しやりすぎているような気もしますが、「短期集中で結果を出すため」と割り切りました。

②は、週間のノルマを設定し、学習時間を記録していました。科目ごとに記録することで、偏りを防ぐのにも役立ったと思います。

そして、③が一番重要です。睡眠時間を削って学習した時期もありましたが、頭にも入ってきませんし、肉体的にも精神的にもつらくなってくることを実感したので、早寝早起きの習慣を早めに身につけるのがよいと思います。


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