将来の経営を担うビジネスパーソンのための新資格“中小企業BANTO認定試験”を受験しよう!(第6回・完) ―「第5章 ビジネスコミュニケーション」ってどんな内容?


一般社団法人日本経営調査士協会 専務理事
下田 秀之

 本連載の第2回~第6回は、公式テキストの各章の概要を解説します。
 今回は、公式テキスト「第5章 ビジネスコミュニケーション」についてです。

1 「第5章 ビジネスコミュニケーション」ってどんな内容?

 中小企業の経営者および経営者をサポートする人には、仕事関係者との良好な人間関係構築および社内の組織力強化のためのコミュニケーション力、相手に好感を持たれ信頼されるためのビジネスマナー、社会常識の習得などが求められます。

 本章では、双方向の円手なコミュニケーションの留意点、相手の心を動かすビジネスマナー、さらにビジネスに必須の社会常識を学習します。

 本章の目次を見てみましょう!

<目 次>
■ビジネスマナー

1 意思疎通の重要性-いつも相手から好かれる人の話し方・聞き方
2 温かい人間関係-できる人の好感をもたれる第一印象と挨拶
3 言葉遣いは心遣い-不明感・不信感・不安感を取り除く言葉遣い
4 目的に合った言葉遣い-相手を動かす注意・相手が納得する断り方
5 顧客満足-相手の心をつかむプレゼンテーション
6 結果を出すための電子メール-相手を動かす迅速・簡潔・相手目線のメール
7 確実な情報共有ビジネス文書-自社の信用を高め取引を成立させるビジネス文書
8 商談を成功に導く企業訪問-信頼関係を築く立ち居振る舞いと交渉力
9 友好関係に必須の交際業務-慶弔事・接待でのスマートな対応

■ビジネスパーソンの社会常識
10 国際化社会のキーワード-経済のグローバル化に対応する用語の理解
11 経済に関する基礎用語1-日本の財政政策・消費税引き上げと軽減税率
12 経済に関する基礎用語2-日本の金融政策・地銀再編・フィンテック
13 労働環境・経営の基礎用語-経営に必要な基礎知識
14 IT社会のリスクマネジメント-情報リテラシーを認識しよう!
15 AIを活用できるIT知識-経営者の未来を拓くIT知識

2 どんな問題が出る?

 以下では、上記の内容がどのように問われるか、正誤(○☓)問題をいくつかみてみましょう。

1 意思疎通の重要性
(問1)
相手の話の中で関心を持ったことは「〇〇は~ということですか」と質問するとよい。

→○

3 言葉遣いは心遣い
(問2)
商談相手に「来週の会議にはご出席なされますか」と言った。

→×

5 顧客満足
(問3)
プレゼンテーションでは、何をなぜ話すのかという目的と聞き手に合わせた伝え方が重要である。

→○

11 経済に関する基礎用語1
(問4)
現在、日本国政府のプライマリー・バランスは黒字化が達成されている。

→×

15 AIを活用できるIT知識
(問5)
第4次産業革命は、各産業が独自的に進めることにより成功する。

→×

 なお、本試験のサンプル問題は、全国経理教育協会特設サイトに掲載されていますので、ぜひご覧ください!

(連載のおわりに)
 
 第1回から今回までの連載で、本資格が実務に即した非常に実践的な学習内容であることが理解できたと思います。

 本認定試験は100点満点中70点以上を合格とされます。
 しかし、公式テキストの内容はビジネスの基本中の基本ですので、すべて理解し100点とるぐらいの気持ちで学習していきましょう。
 そうすれば、必ず合格するはずです。

 多くの方が本認定試験にチャレンジ、スキルアップをはかっていただくことを期待しています!

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<バックナンバー>
(第1回)BANTOってどんな資格?

(第2回) 「第1章 分析及び評価」ってどんな内容?

(第3回)「第2章 会計及び財務」ってどんな内容?

(第4回)「第3章 税法」ってどんな内容?

(第5回)「第4章 経営法務」ってどんな内容?


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